イタリア・セリエAのナポリが、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31)のチェルシー移籍に備え、韓国代表DFキム・ミンジェ(25、フェネルバフチェ)を獲得する見通しだ。
『スカイ・イタリア』など複数メディアが7月14日(日本時間)までに報じたところによると、クリバリのチェルシー移籍が間もなく確定するという。チェルシーはナポリに最低3200万ポンド(日本円=約52億3400万円)を支払い、契約期間は4年になるという。
2014年からナポリ不動のセンターバックとして活躍を続けてきたクリバリの退団によって、キム・ミンジェのナポリ移籍作業も可視化すると見られている。
イタリア主要メディアによると、ナポリは今夏の移籍市場を通じて、キム・ミンジェをクリバリの代役として指名したという。現地ではキム・ミンジェの移籍金が1500万ユーロ(約20億7300万円)程度と評価されており、追加オプションも入る契約になると伝えられている。
実際、キム・ミンジェは直近の13日、フェネルバフチェのチーム練習に参加しなかったと報じられている。
韓国Kリーグの全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースでプロデビュー後、中国スーパーリーグの北京国安(現・北京FC)を経て、昨季にトルコのフェネルバフチェへ移籍したキム・ミンジェ。欧州ではまだ1シーズンを戦ったに過ぎないが、すでに現地の評価は高く、トルコリーグやUEFAヨーロッパリーグ(EL)での活躍から、欧州ビッグリーグのチームが関心を集めているという。
ナポリのほか、リーグ・アンのレンヌや、プレミアリーグの一部クラブが、キム・ミンジェ獲得競争に飛び込んだと伝えられている。
キム・ミンジェのナポリ移籍が実現すれば、元韓国代表DFホン・ジョンホ(32、全北現代モータース)以来、欧州ビッグリーグでプレーする2人目の韓国人センターバックとなる。ホン・ジョンホは去る2013年から2016年にかけて、ドイツ・ブンデスリーガのアウクスブルクに在籍した。
また、2000~2000年にペルージャに在籍した元韓国代表FWアン・ジョンファン(46、引退)、2017~2019年にエラス・ヴェローナに在籍したFWイ・スンウ(24、水原FC)続き、イタリアでプレーする3人目の韓国人選手となる。
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