アル・ヒラルと契約延長か、キャリア初のKリーグ参戦か。かつてFC東京に在籍した元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)の去就が韓国で注目を浴びている。
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韓国メディア『BestEleven』は12月22日、「(アル・ヒラルとの契約延長は)事実ではない。選手は好条件に関心があるのではない」というチャン・ヒョンス側の関係者のコメントを伝えた。
韓国では最近、チャン・ヒョンスのKリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)移籍の噂が浮上した。すると直後、サウジアラビア現地記者が「チャン・ヒョンスがアル・ヒラルと2年の契約延長に合意した」と伝え、中東の各メディアも引用して報じていた。
ただ、『BestEleven』によると、チャン・ヒョンス側の関係者は「選手はサウジアラビアに残ろうとは思っていない。大金が目的ではない」と話しているという。
チャン・ヒョンスは2012年にFC東京でプロデビュー。2014~2017年を中国の広州富力(現・広州城足球倶楽部)でプレーしたあと、2017年夏にFC東京に復帰。以降、2019年夏にサウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍すると、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では2度の優勝(2019年、2021年)を経験するなど、主力として活躍を続けている。
関係者によると、チャン・ヒョンスはこれまで一度も経験したことがないKリーグでのプレーを望んでいるという。同関係者は「蔚山現代とは交渉中だ。1週間前、蔚山現代から積極的なオファーが来た」とし、「チャン・ヒョンスは自分の実力を発揮できるときに国内で挑戦したい思いが大きい」と述べている。
現役時代にJリーグでも活躍したホン・ミョンボ監督が率いる蔚山現代は、ガンバ大阪を契約満了で退団した韓国代表DFキム・ヨングォン(31)を新たに獲得している。
最近では元サンフレッチェ広島の池田誠剛フィジカルコーチの入閣、横浜F・マリノスの元日本代表MF天野純(30)の獲得も報じられるなか、チャン・ヒョンスのKリーグ進出は実現するのだろうか。
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