シン・テヨン監督率いるインドネシア代表と、パク・ハンソ監督率いるベトナム代表が揃ってスズキカップ準決勝進出に成功した。東南アジア諸国を指揮する韓国人監督同士による決勝でのマッチアップ実現に関心が高まっている。
インドネシアは12月19日(日本時間)、シンガポール国立競技場で行われたスズキカップのグループステージ第4戦でマレーシア代表に4-1で勝利した。
これでグループ4試合を終え3勝1分(勝ち点10)を記録したインドネシアは、同組のベトナム(3勝1分、勝ち点10)と勝ち点で並び、得失点差も同じ+9となった。ただ、総得点数で13ゴールを記録し、9ゴールのベトナムを抜いてグループ首位通過を確定した。
なお、ベトナムは同日、カンボジア代表を4-0で下していた。ちなみに、インドネシアとベトナムによる直接対決はスコアレスドローに終わっていた。
インドネシアはスズキカップ優勝経験がなく、通算5度の準優勝が最高成績だ。今大会はシン・テヨン監督体制で初めて臨むスズキカップであるが、インドネシアサッカーファンは悲願の初優勝に期待を寄せている。インドネシアはマレーシア戦の勝利で国際Aマッチ5試合連続無敗(4勝1分)の好調を維持した。
インドネシアメディアによると、シン・テヨン監督はマレーシア戦後の記者会見で「韓国代表監督の頃、2017年(E-1サッカー選手権)の日本戦で4-1の逆転勝利をした経験がある」とし、「当時の経験を選手たちに話した。慌てず、練習のときのように楽しんでみようと伝えた。そうしたら、あの人同じことが今回も起きた」と喜びを伝えたという。
そして、「選手たちには常に“精神面で負けるな”と伝えている。ボールのために戦うときは絶対に負けてはならない」と強調した。
なお、インドネシアは来る22日と25日、別組を2位で通過したシンガポール代表と準決勝第1戦、第2戦を戦う。ベトナムは23日と26日、スズキカップ最多優勝(5回)を誇るタイ代表と準優勝で激突する。
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