中国メディアがベトナム代表率いるパク・ハンソ監督のインタビューを捏造した疑惑が浮上した。ベトナムメディアが中国現地で議論となっているパク監督のインタビューを「事実無根」と反論した。
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ベトナムメディア『ソハ』は10月6日(日本時間)、「最近話題になっているパク・ハンソ監督のインタビューは捏造されたものだ。同氏は中国メディアとのインタビューに応じたことがない」と報じた。
ベトナム代表と中国代表は8日、2022年カタールW杯アジア最終予選グループB第3戦で対戦する。中国代表のホームゲームではあるが、新型コロナウイルス感染症の影響により中立地UAEのシャルジャ・スタジアムで試合が行われる。
両チームとも9月の第1~2戦でいずれも敗れ、ともにグループ下位に転落した。中国代表はオーストラリア代表に0-3、日本代表に0-1と敗れ、ベトナム代表もサウジアラビア代表に1-3、オーストラリア代表に0-1と敗れた。
現時点では日本代表が1勝1敗で中位に甘んじているが、オーストラリア代表とサウジアラビア代表が2連勝で上位を占めている。
全敗同士の対決を前に、中国メディアはパク・ハンソ監督の言動を非難した。『シナスポーツ』によると、パク・ハンソ監督は中国代表について「試合開始から30分しか走れないチームだ」という辛辣な評価を下したというのだ。
ただ、ベトナムメディアは当該のインタビューが中国メディアによって捏造されたものだと見ている。『ソハ』は「パク・ハンソ監督がそんなことを言った覚えはない。同氏は中国メディアとのインタビューに応じたことがない」と強調した。
また、中国メディア『ズボ・ドットコム』は『ソハ』の報道を引用。「パク・ハンソ監督は本当に中国サッカーを冒涜したのか?」とし、「パク・ハンソ監督は9月30日以降、一度もインタビューに応じていない」と伝えた。
続けて、「ベトナムのどのメディアにも該当する内容の記事はなかった」とし、「中国メディアの誤報の可能性が高い」と指摘している。
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