イングランド・プレミアリーグで活躍を続ける韓国代表FWファン・ヒチャン(25)に、ウォルヴァーハンプトン(以下、ウルブズ)のサポーターから応援歌が届いた。
ドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒからレンタル移籍でウルブズに加入したファン・ヒチャンは、まさに夢のような日々を送っている。
幼い頃から憧れてきたプレミアリーグで“デビュー戦デビューゴール”を達成すると、現在までリーグ戦8試合(うち先発6試合)に出場し、チーム最多の4ゴールをマークしている。これらの活躍から、現地では今冬にもウルブズがファン・ヒチャンを完全移籍で獲得すると報じられているほどだ。
そこで、ウルブズのサポーターの間では「いま最も“ホット”なファン・ヒチャンのために応援歌を作ってあげなければ」という声が挙がったという。
11月10日(日本時間)、ウルブズのサポーターであるジム・スタンレー氏は、本紙『スポーツソウル』に「ファン・ヒチャンの応援歌を作り、直近のクリスタル・パレスとのアウェーで歌った」とし、当時の映像を送った。
映像には、「Hee‘s Korean~ Hee‘s only on loan for the season~We think he‘s fxxxing brilliant~ Hwang hee chan~(ファン・ヒチャンは韓国人/ファン・ヒチャンはレンタルで来たけど/俺たちは彼が本当にすごいと思う/ファン・ヒチャン)」という歌詞の応援歌を歌うウルブズのサポーターが映っている。
英語で男性を差す「He」と発音が似ているファン・ヒチャンの名前「Hee」を混ぜて作られたようだ。
スタンレー氏は「最近、クラブの公式SNSでファン・ヒチャンが“まだ家を探せずホテルで生活している”と話していたのを見た。我々の応援歌を聞いて現地生活で少しでも力を得てほしい」と伝えた。
去る8月30日、ホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦でファン・ヒチャンの入団式が行われた際には、アウェーのマンチェスター・Uのファンが“犬肉ソング”を歌ったことがあった。
“犬肉ソング”は元韓国代表MFパク・チソン(40)のマンチェスター・U時代の応援歌であったが、パク・チソンは最近、「(犬肉ソングは)韓国人にとって人種的侮辱かもしれない」とし、マンチェスター・Uのファンに歌うことをやめるよう呼びかけていた。
その“犬肉ソング”と比べれば、ファン・ヒチャンの応援歌は刺激するような表現もなく、純粋な応援メッセージが込められていた。
なお、ファン・ヒチャンはクリスタル・パレス戦後に韓国へ移動し、2022年カタールW杯アジア最終予選2試合を戦う韓国代表に合流した。
韓国代表は来る11月11日にホームでUAE代表、16日に中立地カタールでイラク代表と対戦する予定だ。
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