東京五輪の有力な金メダル候補とされた世界ランキング2位の大坂なおみ(23)の脱落に韓国メディアも注目している。
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大坂は7月27日、東京の有明テニスの森公園で行われた東京五輪テニスの女子シングルス3回戦で世界42位のマルケタ・ボンドロウソバ(22、チェコ)に1-6、2-6のストレート負けを喫した。試合時間は1時間8分だった。
日本人の母とハイチ人の父を持つ大坂は、21世紀の日本を象徴する“テニススター”とも言える存在だ。
2018年と2020年の全米オープン、2019年と2021年の全豪オープンと、グランドスラムの大会で4回優勝に輝いている。こうした実績と日本国内での人気から、今回の東京五輪で聖火ランナーの最終走者を務めた。それほど、大坂の金メダルを期待する世論が大きかった。
加えて、世界ランキング1位のアシュリー・バーティ(25、オーストラリア)が1回戦で敗れたことで、大坂の金メダルの可能性はさらに高まったと見られていた。しかし、大坂は自分よりランキングで40位も下のボンドロウソバの一撃を食らうことになった。
今大会は大坂にとって約2カ月ぶりの実戦復帰の舞台だった。大坂は今年5月、全仏オープンでうつ病を訴え、大会を棄権した。それ以来の大会であり、自国で開かれるオリンピックで巻き返しを描いていたが、メダル獲得には及ばなかった。
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