「Kリーグのプライドを守る」ガンバ大阪と激突の全北現代、指揮官と選手が“必勝”決意【一問一答】

全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのキム・サンシク監督と韓国代表DFイ・ヨン(34)が、6月27日に記者会見に出席。

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28日にウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムで行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループHの第2節ガンバ大阪戦に向けた意気込みを語った。

全北現代は去る26日の初戦でチェンライ・ユナイテッド(タイ)と対戦。日本人MF邦本宣裕(23)のアシストによるMFイ・スンギ(33)の先制ゴールと、ブラジルFWグスタヴォ(27)のPKで2-1の勝利を収めている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)記者会見に出席したイ・ヨン(左)とキム・サンシク監督

出国前に行われたメディアデーで、「“韓日戦”は例えじゃんけんであっても負けてはならない」とガンバ大阪との対戦に意欲を示していたキム監督。

今回の記者会見では浦項(ポハン)スティーラースが名古屋グランパスに、大邱(テグ)FCが川崎フロンターレにいずれも敗れていることに触れ、「今大会ではJリーグ勢相手にKリーグのチームの結果が良くないが、Kリーグのプライドを守るためにも必ず勝利したい」と語った。

また、2012年に蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)所属でACL優勝を経験している右サイドバックのイ・ヨンも、「(ガンバ大阪戦が)グループ首位を決める重要な試合となる」と勝利を誓った。

「ガンバは名門であり、底力のあるチーム」

以下、キム・サンシク監督、イ・ヨンとの一問一答。

―試合に向けた覚悟は。

キム監督「明日の試合はグループステージ突破において重要な試合だ。試合に勝利してこそ有利な立場に立てる。今大会ではJリーグ勢相手にKリーグのチームの結果が良くないが、Kリーグのプライドを守るためにも必ず勝利したい」

イ・ヨン「明日の試合がグループ首位を決める重要な試合となる。しっかりと準備して、明日の試合で必ず勝てるようにする」

―ガンバ大阪は今季Jリーグで18位と苦しいシーズンを送っているが、チームには経験豊富な選手が大勢いる。ガンバ大阪戦をどのように準備しているのか。

キム監督「ガンバ大阪は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、まだ消化していない試合もある。ガンバ大阪は名門クラブであり、底力のあるチームだ。現在のガンバ大阪のリーグ成績と関係なく、KリーグとJリーグ間の対決に向けて徹底的に準備している」

―イ・ヨン選手はACL優勝やワールドカップ出場など多くの経験をしている。トーナメントを戦い抜くノウハウがありそうだ。

イ・ヨン「トーナメントでは回復が重要だ。特に今回のACLは中2日で試合をしている。現在は回復に集中しているし、イメージトレーニングなどをして残り試合で勝てるよう努力している」

―以前まではKリーグとACLを並行して進めていたが、今シーズンは新型コロナの影響で1カ所での集中開催となっている。どちらの方式が良いと思うか。

キム監督「どちらもそれぞれ長所と短所がある。以前まではリーグ途中に海外へ遠征することで体力的な負担があった。今回は集中開催だが、中2日での試合と日程がハードだ。そのため、選手の体力的な部分や負傷管理が憂慮される。また、これでシーズンが終わるのではなく、帰国後には再びリーグを戦わなければならない。今のところは現在の状況に集中し、次の試合で勝利できるようにしなければならない」

―(イ・ヨンは)2012年のACLで優勝経験がある。今大会にはどのような影響を与えるか。

イ・ヨン「当時とは大会方式が大きく変わった。それに当時は若く回復も早かった。今は回復に焦点を合わせており、ビデオ分析を通じて選手とミーティングをしながら試合の準備を進めている」

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