元日ハム有原の負傷でヤン・ヒョンジョンに先発登板の可能性浮上。監督が代替候補に挙げる

2021年05月10日 スポーツ一般 #MLB #野球

テキサス・レンジャーズのヤン・ヒョンジョン(33)に先発登板の機会が訪れそうだ。

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去る5月6日(日本時間)のミネソタ・ツインズ戦で米メジャーリーグ(MLB)初先発を終えたヤン・ヒョンジョン。この試合では8奪三振1失点の好投を披露していたが、有原航平(28)の負傷者リスト入りによって、再び先発投手として登板する可能性が浮上した。

レンジャーズを率いるクリス・ウッドワード監督は最近行われたシアトル・マリナーズ戦前、取材陣とのインタビューで有原の負傷を伝えた。ウッドワード監督は「有原は制球が良い選手だ。しかし、指の負傷で鋭いコントロールができなかった。完璧なコンディションに戻ってほしい」と述べた。

有原は直近3試合いずれも4イニング以上を投げられず、9日のマリナーズ戦では3.2イニングを投げて5失点と振るわなかった。

ヤン・ヒョンジョン

ウッドワード監督は有原に代わる先発候補として、ヤン・ヒョンジョン、コルビー・アラード(23)、ウェス・ベンジャミン(27)を挙げた。

アラードはヤン・ヒョンジョンと最後まで開幕戦ロースターを争った投手で、今シーズンは7試合に登板して勝敗なし、防御率3.52を記録している。ベンジャミンは3試合に登板して1敗の防御率4.76。どちらの選手も各試合で3イニング以上投げたことはない。

このため、ヤン・ヒョンジョンの先発登板の可能性が最も高いとみられる。

ヤン・ヒョンジョンは先発登板したツインズ戦、3.1イニングを投げて1失点と好投し、チームを3-1の勝利に導いた。この試合ではウッドワード監督から主君の選手に挙げられ、地元メディアからも好評を受けた。

また、途中から登板した去る4月27日のロサンゼルス・エンゼルス戦では4.1イニング2失点、5月1日のボストン・レッドソックス戦では4.1イニング無失点と、ロングリリーフの役割も務めてみせた。

ヤン・ヒョンジョンが有原に代わる先発に確定すれば、来る14日から行われるヒューストン・アストロズとの4連戦のうち1試合は登板するものとみられる。有原が7試合に登板して2勝3敗、防御率6.59と振るわない状況で、ヤン・ヒョンジョンが先発の座を手に入れる重要なチャンスといえるだろう。

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