今年2回目の開催を迎えた韓国Kリーグの“マスコット総選挙”が、話題と興行の両面で成功した。
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「Kリーグマスコット班長選挙」は、Kリーグ1・2部全22クラブの中でナンバーワンのマスコットを100%ファン投票で選ぶイベントだ。今年は4月24日から5月4日までの11日間にかけて投票が行われ、約25万票近くが集計された。
そして、4日のライブ開票放送で発表されたマスコット班長選挙の投票結果、水原三星ブルーウィングスのアギルレオンが2万8788票を獲得し、昨年に続き2年連続で班長に選ばれた。
副班長には2位のセドリ(浦項スティーラース、2万3736票)、3位のリカ(大邱FC、2万2613票)が選出された。
今回の「Kリーグマスコット班長選挙」は明らかに昨年より盛り上がりを見せ、興行的にも成功した。投票人数でも昨年の1万2377人をはるかに上回る2万749人を記録し、冷めやらぬ熱気を証明した。
投票期間の11日間には、まるで実際の選挙を彷彿とさせる取り組みも多かった。立候補登録期間にはクラブ別に候補一本化の党内選挙が行われ、特色のある遊説資料や映像、公約がファンに伝えられた。
有権者の心をつかむための骨身を削る努力も続いた。各クラブは選手や監督による“支持宣言”はもちろん、有名人までも動員した。
なかでも、蔚山現代は俳優パク・ウォンサン、歌手チョ・グォン、コメディアンのイ・サンジュンら芸能人による激励運動を展開。仁川ユナイテッドのマスコットであるユーティは、同じく仁川を拠点とする男子バレーボールチーム大韓航空ジャンボスのジャンボ、女子バスケットボールチーム新韓銀行エスバーズのソルとともに遊説を行うなど、競技の枠を超える連帯も見せた。
ソウルイーランドFCのレウル、FC安養のバティ、城南FCのカオらは外見をリニューアルするなど、大胆な変化もいとわなかった。
意義深い合同遊説もあった。浦項のセドリと水原三星のアギルレオンは、現役時代に両チームでプレーしたGKシン・ファヨン(38)の引退式にともに参加し、競争を飛び越えた交流と和合の場を設けた。
また、副班長に選ばれたセドリは自身のSNSアカウントで“オヤジ”の完成を表現し、熱い反応を得た。実際の投票分析でも、セドリは30代(39.6%)からの支持が高く、女性(27.7%)よりも男性(72.3%)から圧倒的な支持を獲得した。
今回、2回目の「マスコット班長選挙」を終えた韓国プロサッカー連盟は、「クラブとファンとの間にコミュニケーションの場を設け、さらにはマスコットを活用したグッズの活性化など、Kリーグの収益性増大にも寄与することを期待している」と強調した。
以下、「Kリーグマスコット班長選挙」の開票結果。
◇
1位:アギルレオン(水原三星ブルーウィングス)2万8788票
2位:セドリ(浦項スティーラース)2万3736票
3位:リカ(大邱FC)2万2613票
4位:ナイティ(全北現代モータース)2万1762票
5位:ミタ(蔚山現代)1万7080票
6位:レウル(ソウルイーランドFC)1万818票
7位:チョルリョンイ(全南ドラゴンズ)1万474票
8位:チャンアンチャングン(水原FC)9757票
9位:ティティ(忠南牙山FC)9454票
10位:ボニー(光州FC)9214票
11位:シード(FCソウル)9114票
12位:シュウン(金泉尚武)8447票
13位:カムギュリ(済州ユナイテッド)8429票
14位:カンウンイ(江原FC)7740票
15位:トクディ(釜山アイパーク)7686票
16位:ヘル(富川FC 1995)7654票
17位:ユーティ(仁川ユナイテッド)7577票
18位:テジョニ(大田ハナシチズン)7571票
19位:ロニー(安山グリナース)7550票
20位:バティ(FC安養)7434票
21位:キョンナミ(慶南FC)7365票
22位:カオ(城南FC)7341票
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