過去に横浜F・マリノスや柏レイソルで活躍し、現在はすい臓がんと闘病中のユ・サンチョル(49)が、危篤な状況であると伝えられた。
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3月28日、韓国のスポーツメディア『スポーツニアス』はユ・サンチョルの知人の言葉を借り、現在ユ・サンチョルが生死の境をさまよっており、知人の面会もできない状況であると伝えた。
ユ・サンチョルの知人は「がん細胞と戦っている彼が山場を迎えた。現在、病院で入院中の彼とは、家族以外の知人は面会もできない。奇跡が起こることを望んでいるが、容易ではない状況だ」と明らかにした。
また、知人はユ・サンチョルが片目を失明したことも伝え、「3カ月前に送ったメッセージがまだ読まれていない」と述べた。
ほかの関係者によると、ユ・サンチョルは一時的に体調が回復したものの、現在は急激に悪化しているという。
ユ・サンチョルは仁川(インチョン)ユナイテッドの監督を務めていた2019年10月、すい臓がんの4期(ステージ4)であることを公表。シーズン終了後に監督を退任し、闘病生活を始めた。
その後、ユーチューブチャンネル『TOUCH PLAY』によるドキュメンタリー『ユービーコンティニュー』(原題)では「抗がん治療をするのは普通ではなかった。抗がん注射を受けたら1週間も続かない」と語るなど、自身の闘病記を明かしていた。
また、昨年12月には「以前よりも良くなったようだ」と経過を報告していた。
すい臓がんの4期は平均余命が4~8カ月、5年生存率は約1%に過ぎないとされている。ユ・サンチョルの知人は「必ず奇跡が起きてほしい」とし、「多くの人の応援が必要だ」と切実な思いを伝えた。
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