元湘南イ・ジョンヒョプ、“日韓戦”で1596日ぶりのゴールに挑む!リーグ無得点の不振脱せるか

かつて2018年に湘南ベルマーレでプレーしたイ・ジョンヒョプ(29、慶南FC)は、今回の韓国代表で唯一の“ストライカー”だ。

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韓国代表を率いるパウロ・ベント監督は、今回の“日韓戦”に最精鋭のメンバーを揃えられなかった。

特に攻撃陣の主力不在は顕著で、ソン・フンミン(28、トッテナム)をはじめファン・ウィジョ(28、ボルドー)らファン・ヒチャン(25、ライプツィヒ)が来日しなかった。

ソン・フンミンはハムストリング負傷で合流が困難となり、ファン・ウィジョとファン・ヒチャンは新型コロナウイルス感染症に伴う規定により、各所属チームが派遣拒否の意思を示した。

今回の韓国代表23人でフォワードに分類されているのはイ・ジョンヒョプとチョ・ヨンウク(22、FCソウル)のみだ。ただ、チョ・ヨンウクは所属チームで2列目として起用されているため、正確に言えば、最前線のストライカーを務められるのはイ・ジョンヒョプしかいない。

イ・ジョンヒョプ(中央)

ナ・サンホ(24、FC東京)やイ・ガンイン(20、バレンシア)、イ・ドンジュン(24、蔚山現代)、チョン・ウヨン(21、フライブルク)など豊富な人材が名を連ねる2列目とは対照的だ。

また、イ・ジョンヒョプは代替招集となったイ・ジンヒョン(23、大田ハナシチズン)ともに代表唯一の2部リーガーだ。このことから、ベント監督の信頼を得られているフォワードと捉えることもできる。

今季は2部で未だ無得点だが…

イ・ジョンヒョプはこれまで、ベント監督体制でそれほど注目を集めるような選手ではなかった。

彼は2019年6月のイランとの親善試合でベント監督就任後初出場を果たすと、同年12月のE-1サッカー選手権では得点こそなかったものの全3試合に出場し、優勝の喜びを味わった。

だが、同じポジションにはファン・ウィジョという傑出したストライカーがいたため、イ・ジョンヒョプの存在感は大きくならなかった。

懸念点もある。イ・ジョンヒョプは今シーズン前、これまで在籍した釜山アイパークを離れて慶南FCへと移籍したが、Kリーグ2(2部)開幕以降の4試合で未だ無得点となっている。

新天地ということもあってチームに完全に溶け込めず、不完全燃焼のパフォーマンスが続いている状況だ。不振を脱するには得点を決めるほかない。

イ・ジョンヒョプが国際Aマッチで最後にゴールを決めたのは、2016年11月11日のカナダ戦までさかのぼらなければならない。昨年10月、当時のU-23韓国代表(現U-24韓国代表)とのスペシャルマッチで得点はしているものの、この試合は公式戦ではなかった。

今回の“日韓戦”でゴールを決めることができれば、彼にとって約4年4カ月ぶり、1596日ぶりの国際Aマッチでの得点となる。

果たして、本来の主力であるファン・ウィジョがいないうちに、イ・ジョンヒョプは自身の価値を証明できるだろうか。今夜に迫った“日韓戦”では彼の活躍に期待したいところだ。

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