パリ五輪で銀メダルを獲得した日本生まれの柔道女子韓国代表ホ・ミミ(22)が、大韓赤十字社の広報大使に就任した。
大韓赤十字社は3月14日、去る12日にホ・ミミを大韓赤十字社の広報大使に委嘱したことを発表した。
ホ・ミミは今後2年間の任期中、命を救うためのさまざまな赤十字人道主義活動に参加する。また、被災者や社会的弱者層の人々に希望を届け、赤十字人道主義事業を広報する役割も担う。
2024年パリ五輪で柔道女子57kg級の銀メダルを獲得したホ・ミミは、日本の東京で生まれた在日三世だ。韓国人の父親と日本人の母親を持ち、独立運動家ホ・ソクの子孫としても知られている。
日本では帝京高校から名門・早稲田大学に進学したが、2021年に亡くなった祖母の「ミミが太極マーク(韓国国旗)をつけてオリンピックに出てほしい」という遺言に従い、韓国国籍を選択。昨夏の五輪でその夢を叶えた。
ホ・ミミは慶尚北道安東市(キョンサンブクト・アンドンシ)の大韓赤十字社・慶北(キョンブク)支社で行われた委嘱式で、「5代前の先祖であるホ・ソク義士が、独立運動を通じて国と国民のために献身されたように、私も大韓赤十字社の広報大使として、我が国の困難な状況にある人々を支援できることをとても嬉しく思う」と伝えた。
また、「まだ韓国語が拙いが、これからもっと学び、多くの方々と分かち合いを実践しながら、赤十字の温かい心を世界に伝えていくことの先頭に立つ」と意欲を示した。
なお、今回の委嘱式ではバイオリニストのホ・アヨンも広報大使に任命された。ホ・アヨンはポーランド国立ショパン音楽大学修士出身で、現在は弦楽四重奏団「ON QUARTET」で活動している。
(記事提供=OSEN)
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