ハルビン冬季アジア大会に出場中のショートトラック中国代表選手が、韓国代表に向かって暴言を吐いた。
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スピードスケート・ショートトラック男子中国代表の孫竜(スン・ロン/24)は2月9日、ハルビン冬季アジア大会のショートトラック男子5000mリレー決勝後、ミックスゾーンを通りながら「汚い、ただ汚い」と大声で叫んだ。
孫竜は同日の試合結果に対する不満を表し、「汚い」と叫んだものとみられる。
男子5000mリレー決勝では、韓国と中国による熾烈なトップ争いが繰り広げられた。
トップをキープし続けていた韓国だが、残り5周時点の走者交代のタイミングで中国に逆転された。ただ、最終走者のパク・ジウォン(28)が残り2周時点で、中国の最終走者・林孝峻(リン・シャオジュン、韓国名イム・ヒョジュン/28)を抜いて1位に再浮上した。
ただ、最終コーナーで林孝峻ともつれる過程でカザフスタンが追い抜き、トップでフィニッシュラインを通過した。韓国は2番手で通過したが、審判がパク・ジウォンに反則を与え、最終的に日本が銀メダル、中国が銅メダルを獲得した。
こうした過程もあり、孫竜は“韓国のせいで金メダルを逃した”と不満を示した。中国メディア『シナスポーツ』によると、孫竜は試合後のインタビューで「韓国のチームはいつも理解できない部分がある」と非難したという。
孫竜の発言が物議を醸しているのは、前日に発生した“押し出し”疑惑のためだ。
孫竜はショートトラック男子500メートル決勝で、個人競技にもかかわらず、トップ争いをしていた同僚の林孝峻を後方から手で押し出した。パク・ジウォンとトップを争っていた林孝峻は、孫竜のプッシュ効果でスピードを上げ、誰よりも早くゴールした。
国際スケート連盟(ISU)の規定によると、ショートトラックの選手は試合中、同僚選手からサポートを受けてはならない。
しかし、孫竜の“押し出し”疑惑にも審判は反則を与えず、林孝峻が金メダルを獲得することになった。
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