会社の車両や運転手を私的に流用した疑いが持たれている「TV朝鮮」の元代表が略式起訴されていた。
【衝撃】韓国財閥の10歳孫娘が運転手に「お前はクビ」など暴言
7月3日、韓国法曹界によると、ソウル中央地検・刑事3部(キム・スミン部長検事)は業務上背任の容疑をかけられたパン・ジョンオ元代表(45)を去る5月24日に罰金700万ウォン(約70万円)で略式起訴した。
略式起訴とは、検察が正式裁判に渡す代わりに、書面審理だけで罰金や過料を賦課するよう裁判所に請求する手続きだ。当事者や裁判所が正式な裁判の意思を明らかにしなければ、刑が確定する。
市民団体「民生経済研究所」は先立って2019年2月、パン元代表の娘(当時10歳)が運転手に暴言を吐いたという議論のなかで明らかになった横領・背任疑惑を捜査してほしいと、パン元代表と朝鮮メディアグループ関係者たちを検察に告発した。
彼らは、パン元代表が会社所属の運転手に子供の塾の送り迎えをさせるなど会社資産を私的に利用したと主張した。
また、運転手らと勤労契約書を作成せず、人権侵害と暴言を吐いた疑惑があるとし、勤労基準法違反の疑いでも告発した。
検察は告発内容のなかで業務上横領の疑惑は却下し、勤労基準法違反疑惑に対しては証拠不十分を理由に疑惑なしの処分を下した。
パン元代表は2018年11月、当時小学生だった娘が50代後半の運転手にタメ口で暴言・解雇脅迫をした音声ファイルが公開されると、謝罪文を発表して代表理事職から退いた。
■韓国財閥の10歳孫娘が運転手に「お前はクビ」などの暴言で炎上
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