“ナッツ姫”として知られる元大韓航空副社長のチョ・ヒョナが、離婚訴訟中の夫への傷害容疑で罰金刑を受けた。
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4月30日、裁判所によると、ソウル中央地裁・刑事21単独イン・ジンソプ判事は、4月28日に傷害の容疑で略式起訴されたチョ・ヒョナに罰金300万ウォン(約30万円)の略式命令を下した。
略式命令とは、罰金刑などを宣告する軽微な事件の場合、裁判所が正式裁判をすることなく書類を検討し、刑を下すこと。被告人は不服がある場合、正式裁判を請求することもできるが、略式命令の刑よりも重い刑を受けない。
先立ってソウル中央地検・女性児童犯罪調査部(ユ・ヒョンジョン部長検事)は3月11日、チョ・ヒョナを傷害容疑で略式起訴した。
整形外科医の夫、パク氏(46)は2019年2月、チョ・ヒョナに首を絞められ、タブレットPCを投げつけられて足の親指の肉が裂ける傷害を負ったと警察に告訴した。
検察は警察の起訴意見のなかで、チョ・ヒョナが双子の息子にスプーンを投げたり、暴言を吐いたりしたという内容の児童虐待の部分は嫌疑なしで処分した。
それに対して夫パク氏側は、児童虐待の部分について抗告しており、ソウル高等検察庁で再捜査が必要かどうかを検討している。
小学校の同級生であったチョ・ヒョナ夫婦は、結婚から8年が過ぎた2018年4月に破局に至り、現在は離婚訴訟中だ。
チョ・ヒョナは2014年12月、米ニューヨークJFK国際空港から航空機をリターンするように指示し、事務長を強制的に機内から降ろした疑いなどで拘束起訴された。いわゆる“ナッツリターン事件”を起こしたことで、1審で懲役1年を宣告された。その後、2015年5月の控訴審で懲役10月、執行猶予2年を宣告されて釈放された。
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