韓国の漫画業界を救ったWeb漫画界のパイオニア、NAVER WEBTOON(ネイバー・ウェブトゥーン)がグローバル展開5年目を迎え、収益及びアクセス数世界1位を記録した。
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NAVER WEBTOON のキム・ジュングク代表は、9月24日に行われた会合で、グローバル市場内の独歩的な立ち位置と具体的な事業成果、グローバルエンターテイメント市場における方向性を発表した。
NAVER WEBTOONは、2004年に韓国ポータルサイトの最大手NAVERが立ち上げた独自のWeb漫画プラットフォーム。2014年にグローバル市場に進出したが、傘下法人LINE株式会社の知名度がより高かったことからLINE WEBTOONの名でサービスを展開した。
日本では現在、漫画アプリ「LINEマンガ」を通じてNAVER WEBTOONの連載作品を読むことができる。
日韓で大ヒットを記録した『外見至上主義』、美しすぎる漫画家のyaongyi(ヤオンイ)でおなじみの『女神降臨』、韓国で実写ドラマが好評放送中の『他人は地獄だ』などが代表的だろう。特に、『女神降臨』は日本最大級のWebマンガサービス「ニコニコ漫画」と、本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』が共催する「次にくるマンガ大賞 2019」のWeb部門で4位を獲得し、韓国ではすでに実写ドラマ化が決定しているほど熱い人気を博している。
NAVER WEBTOONは、業界史上初めてのサービスを続々と展開して大きな支持を得た。
画力を問わず誰でも自由に投稿が可能で、読者からの反響と本人の熱意次第で連載作家に昇級できる“チャレンジ漫画”制度、続話を有料で先行公開する課金システムは、衰退傾向にあった韓国の漫画業界に新たな旋風を巻き起こした。
作品ごとに更新曜日が固定される独自の連載形態もまた、読者を飽きさせない革新的な工夫として注目されたという。
NAVER WEBTOONは、Google Playアプリマーケットのコミック分野を基準にして、世界100カ国以上で収益及びアクセス数1位を記録している。