加熱式タバコ市場を率いるフィリップモリスが高速充電と連続使用が可能なアイコス(iQOS)の新製品を、世界に先駆けて日本と韓国で同時に公開した。
韓国フィリップモリス社は10月23日、ソウル市鍾路(ジョンロ)区のフォーシーズンズホテルで記者懇談会を開き、「アイコス3」(IQOS3)と「アイコス3マルチ」(IQOS3MULTI)の2機種を発表した。
まずアイコス3は、以前モデル「アイコス2.4プラス」に比べて、ホルダーの充電時間が約40秒早くなった。またホルダーを横に外す仕様で、サイズが小さくなり、ホルダー内部の構造も改善されて耐久性が強化された。
多くのユーザーが求めていた連続使用機能を搭載したのが、アイコス3マルチだ。充電することなく、ヒートスティックを約10本連続で味わうことができるという。最大連続使用時間は60分で、競合製品に比べて70%ほど長いと説明された。アイコス3マルチはホルダーとチャージャーの一体型だが、重さは50グラムと携帯性にも優れている。
色はホワイト、グレー、ゴールド、ブルーの4種だが、アクセサリーを使えば500パターン以上の色の組み合わせが可能だという。
今回の新製品は日韓ともに、11月15日から全国のアイコスストアで購入が開始される。
韓国フィリップモリスのチョン・イル代表理事は「フィリップモリスは“タバコの煙のない未来”というビジョンを達成するために、革新的な製品の研究と開発に15年間、5兆ウォン(約5000億円)以上投資した。アイコス3とアイコス3マルチは喫煙者にとって、火をつける一般的なタバコのより良い代替製品になるだろう」と話した。
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