韓国旅行会社のハナツアーは7月6日、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって中断されていた日本への団体旅行が、2年5カ月ぶりに再開されたことを発表した。
日本政府は旅行会社を通じた団体旅行に限り、去る6月10日から日本への入国を許可している。しかし、団体旅行ガイドラインに基づくパッケージツアーの準備や、団体観光ビザの発給などによって、実質的な入国は今月まで見送られていた。
コロナ禍ではハナツアー初となる日本団体旅行客の約20人は、7月6日に東京へと出発した。彼らは浅草やお台場などの都内観光や、横浜にも訪れた後、8日に仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に帰国する。
6日は東京のほか、大阪や福岡などのパッケージツアーが相次いで出発した。
ハナツアーは、7月に出発する日本旅行パッケージツアーの予約現況を調査した結果、10~30代の予約比重が東京で55.1%、大阪で58.4%、福岡で52.5%を記録したことを説明した。
特に、一人での予約が20%に達するなど、この2年間、日本旅行を待ちわびてきた“MZ世代(1980~2000年代初頭生まれのミレニアル世代と1990年代中盤~2000年代生まれのZ世代を合わせた言葉)”の反応が熱いことも伝えた。
ハナツアーの関係者は、「このような傾向を反映し、顧客が完全に旅行だけに集中できる『ハナパック2.0』プログラムをもう少し精巧に運営する予定だ」とし、「温泉旅館や市内中心部のホテルなどに宿泊し、ご当地限定の食事を楽しむなど、顧客が望むパッケージツアーの構成のために慌ただしく動いている」と伝えた。
また、「日韓両国間の防疫規制が解除され、ノービザでの入国が可能となれば、日本旅行の回復傾向はより明確になると期待している」と付け加えた。
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