韓国では新型コロナのオミクロン株が大拡散し、最新の新規感染者は1万4518人と集計された。
中央防疫対策本部は1月27日0時基準で、26日の新規感染者は1万4518人で、累計77万7497人となったと明らかにした。前日(25日)の1万3010人(1万3012人と発表されたが訂正)よりも、1日で1508人が増えたこととなった。
デルタ株よりも感染力が2倍以上強いオミクロン株が韓国国内でも優勢種になって以来、新規感染者数は3日連続で最多を更新している。韓国の新規感染者数は1月24日に8570人(8571人と発表されたが訂正)となったあと、25日に初めて10000人を突破した。
特に、わずか3日で既存の倍以上増える現象が発生した。23日の7513人からは、ほぼ2倍に増えている。25日の1万3010人は20日(6601人)の約2倍だったが、増加のペースはどんどん早まっている状況だ。
26日の新規確認者は1週間前の20日(6601人)より7917人多く、およそ2.2倍にも上る。2週間前の13日(4163人)と比較すると、約3倍の1万人以上増えたこととなる。
ただ、現時点でこれらの増加推移は、重症患者、死亡者数の増加には繋がっていない。感染者の増加が死亡者の増加に繋がるには、2~3週間の時差があるためだ。
なお、26日の重症者数は350人となり、前日(385人)よりも35人が減っていた。3日間300人台を維持している。死亡者は34人増えて累計6654人となった。累積致死率は0.86%だ。
そして新規感染者の感染経路を見ると、国内発生が1万4301人、海外流入が217人だった。
国内発生の感染者割合は、京畿道(キョンギド)が4738人、ソウルが3385人、仁川(インチョン)が1010人などで、首都圏が9133人(63.9%)と集計され、首都圏以外では計5168人となっている。海外からの流入感染者は217人で、前日(269人)よりも52人減少した。
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