韓国の新型コロナ対策として実施されている“社会的距離を確保”が再開されて4日目の12月21日、重症患者が再び1000人台へと増加した。
韓国中央防疫対策本部は12月21日0時基準、重症患者が1022人と発表。これはコロナ禍になって以来、史上2番目に多い数値だ。
韓国国内の重症患者数は、18日に初めて1016人を記録して1000人を超え、翌19日には1025人と最高値を記録した。
重症患者の85.3%(872人)が60代以上の高齢層だ。以降、50代が75人(7.34%)、40代が41人(4.01%)、30代が26人(2.54%)、20代が6人(0.59%)、10代が2人(0.20%)となっている。
重症患者の増加に伴い、コロナ患者用の病床が限界値に近づいている。20日17時基準のコロナ重症者用の病床稼働率は、全国基準で80.7%(1337カ所のうち1079カ所が使用)だった。首都圏は87.7%(837カ所のうち734カ所)で、依然として90%近い数字を維持している。
なお、新規感染者数は5202人で、前日に続き2日連続5000人台だった。前日の死亡者数は52人で、累計死亡者数は4828人となった。韓国の累計致命率は前日と同じ0.84%だ。
そして、オミクロン株の感染者は49人増加し、227人と大幅に増えている。
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