韓国法務部(日本の法務省に相当)チュ・ミエ長官が、“n番の部屋”事件の共犯者の身元公開問題について、「責任が重い加担者に対しては身元を公開するようにしたい」と明らかにした。
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“n番の部屋”事件は、テレグラムなどのメッセンジャーアプリを利用して行われた大規模なデジタル性犯罪事件だ。中学生など未成年者を含む女性を脅して撮影したわいせつ映像や画像を数十万人が共有していたとされ、韓国社会に衝撃を与えた。
チュ長官は4月1日午前、KBSラジオ『キム・ギョンレの最強時事』に出演し、「現行の性暴力犯罪処罰に関する特例法は、公共の利益のために必要な場合、身元公開が可能なようになっている」と述べた。
韓国大統領府に設置された国民請願を見ると、「テレグラム“n番の部屋”加入者全員の身元公開を望む」と請願には現在、199万人が署名している。
ミン・ガプリョン警察庁長は去る3月24日、「関連手順と規定に基づき、国民の要求に合わせて違法行為者を厳正に司法処理し、身元公開も検討するなど、断固とした措置をとる」と答えた。
チュ長官は加担者について、「非常に強力な求刑になることを伝える」とし、「早く自首して犯罪について反省し、根絶させるために協力してくれるよう望む」と述べた。
チュ長官は、“n番の部屋事件”で最も悪質とされる“博士の部屋”運営者のチョ・ジュビン(24)の共犯者が、裁判所に相次いで反省文を提出して善処を訴えていることについて、「個別にそのような後悔があったとしても、この犯罪を徹底的に捜査することが優先」と答えた。
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