9人が死亡した韓国の高齢者暴走事故、原因は運転ミスだったことが判明…運転手は60代バスドライバー

2024年08月01日 社会

9人が死亡した韓国暴走事故の原因が判明した。

【写真】死者を愚弄…事故現場に残された衝撃の手紙

ソウル南大門(ナムデムン)警察署は8月1日、9人の死亡者を出した市庁駅での暴走事故について、運転手のチャ氏(68歳)の運転操作が未熟だったと判断し、交通事故処理特例法(業務上過失致死傷)違反の協議で送検した。チャ氏は京畿道・安山市(キョンギド・アンサンシ)のバス会社に勤務するドライバーで、40年ほどのキャリアがあることが分かっている。

ソウル南大門警察署のリュ・ジェヒョク署長は同日午前、事件の捜査結果に関するブリーフィングで、「被疑者は車両の欠陥による事故と一貫して主張しているが、被疑者の主張とは異なり、運転操作の未熟さと確認される」と明らかにした。

続いて、「国立科学捜査研究員が事故車両を鑑定した結果、加速装置と制動装置からは機械的な欠陥は発見されておらず、EDR(事故記録装置)も正常に記録されていた」と付け加えている。

事故現場の献花
事故後、現場には花や手紙が供えられていた

EDRを分析したところ、ブレーキペダルは事故発生5.0秒前から事故発生時(0.0秒)まで作動していなかったことがわかった。監視カメラの映像、目撃車両のドライブレコーダーの映像でも、走行中にブレーキランプなどが点灯していないことが分かった。

リュ署長は、「チャ氏が事故発生前に4秒程アクセルを踏み続け、その後もアクセルを2回程離して踏むを繰り返した」と明かした。

そして、「アクセルの変位量は最大99%から0%まで記録された」として、「事故当時、被疑者が履いていた右側の靴底から確認された模様が、アクセル、加速ペダルと相互一致するという分析結果も出てきた」と説明した。

南大門署は今回の事件を調査するためにタスクフォースチームを組み、チャ氏が運転していたジェネシスG80とドライブレコーダー、EDRなどを国立科学捜査研究院、道路交通公団などに送り、精密鑑識・鑑定を依頼していた。

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