収賄などの罪で拘束収監されたが、特別赦免を受けた朴槿恵(パク・クネ)前大統領が約3カ月余りの入院治療を終えて退院した。
朴槿恵前大統領は3月24日午前8時30分、サムスン・ソウル病院から退院した。前日から病院の近くには花輪とプラカードを手にした支持者が集まっており、朴前大統領は歓呼のなかで病院を後にした。
朴前大統領は令状実質審査に出席していた当時の藍色のコート姿で、顔の血色も増して健康になった様子だった。
彼女は「国民の皆さんに5年ぶりに挨拶をすることになった。多くの心配をしてくださり、健康もたくさん回復した」と挨拶した。
続いて「この4カ月間、献身的に治療に取り組んでくれたサムスン病院の医療陣、そして関係者の皆さんに感謝の言葉を差し上げたい」と話した。
朴前大統領は同日、国立ソウル顕忠院を訪れて父親である故・朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の墓地を参拝する予定だ。その後、大邱(テグ)・達城(タルソン)郡に位置する私邸に移動し、韓国国民に向けたメッセージを送る可能性もあると伝えられた。
朴前大統領は、親友の民間人である崔順実(チェ・スンシル)を国政に介入させるなど、国政壟断事態で弾劾された。2017年3月に拘束収監され、懲役22年を言い渡され、4年9カ月余り服役した。
彼女は2021年12月24日に特別赦免を受け、同年12月31日0時をもって法務部から赦免証を交付されて釈放された。去る3月2日、代理人を通じて大邱の私邸への転入申告を終えている。
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