所属事務所の元代表でもあった元恋人のA氏に暴行や脅迫を受け、金銭をゆすり取られたと明らかにしたユーチューバーのツヤン(27)が4年前に作成した“引退文”が再注目されている。
ツヤンは2020年、“裏広告”(企業から広告費をもらったことを隠し、まるで自腹で商品を購入したように紹介して宣伝すること)議論が浮上した当時、「今日付でこれ以上、配信はしない」と、引退を暗示させる文章を公開した。
その文章でツヤンは「初めて配信を始めたときから現在までにあったことを一つひとつ考えると、胸がいっぱいになり、しきりに涙が出る。そのためか、YouTubeをやめることよりも、アフリカTVをやめることに、さらに大きな未練が残る。生配信は続けるか本当に悩んだが、今後も追加的な配信活動はなさそうだ」と伝えた。
特にツヤンは「責任感がないと言われても、本当に言うことがない。ただ、稼ぐだけ稼いで消えるという方々がいるので申し上げると、私はとある理由のせいで、そうすることができず、今後数カ月間はアルバイトをしながら少し休み、他の仕事を探してあれこれ熱心にやってみるつもりだ。決して儲けたから消えるわけではないので、誤解しないでほしい」と説明した。
それから4年が経った現在、ツヤンが元彼氏であり、元所属事務所代表A氏から暴行、脅迫を受け、金銭をゆすりとられていたことが明らかとなり、彼女が残した“引退文”の「とある理由」が、これを意味しているのではないかと再注目されている。
また、ツヤンの“裏広告”議論の全貌も明らかになった。
ユーチューバーのホンサウンドは、2020年8月にチャムPDがユーチューバーたちの裏広告を暴露する過程で、ツヤンを狙ったことはなかったと説明した。
ホンサウンドによれば、ツヤンを搾取したA氏が悪い世論を変えるために、ツヤンのチャンネルIDでコミュニティに投稿し、「ホンサウンドもラーメンの裏広告をしていた」と彼を攻撃しながら、自分は裏広告をしていないと弁明する動画を上げたという。
だが世論に変化がないと、A氏がチャムPDに電話し、「ツヤンに内緒で裏広告をたくさんやった。その時の業者から連絡もあり、違約金の話も出ている。ツヤンと一緒に死にたい考えだ」などと語った。チャムPDはツヤンを助けるために、A氏が作成した台本通りにライブ配信を進行した。
当時、配信でツヤンが嗚咽すると、世論はチャムPDがツヤンを追い詰めたと非難したが、ホンサウンドはチャムPDが非難を受けてもツヤンのために沈黙したと説明した。
なお、ツヤンは7月11日、自身のYouTubeチャンネルを通じて、A氏が盗撮映像を流布すると脅迫し、暴行したと明らかにした。A氏によって遊興飲食店でも働き、お金を稼いでこいという言葉でユーチューバーを始めたが、人気が大きくなると、A氏が所属事務所を設け、自ら代表の席に座って7対3の不公正な契約を結ぶことになり、YouTubeの広告収益をすべて持っていかれたと説明した。
ただA氏は“極端な選択”をし、すでにこの世を去っている。
そんなツヤンを「黄金の卵を産むガチョウ」と見て、脅迫したとの疑惑が浮上した「サイバーレッカー連合」と名指しされたユーチューバーのCaraculaやクジェヨクなどは、疑惑を全面的に否認した。
Caraculaは「2人の息子をかけて、ユーチューバーとして暮らしながら誰かから不正なお金を受け取った事実はない」と主張し、クジェヨクも「天に誓って恥ずかしいことはしなかった。恥ずかしいお金を受け取っていないし、恥ずかしい行動をしていない」と明らかにした。
(記事提供=OSEN)
◇ツヤン(Tzuyang)プロフィール
1997年4月25日生まれ、本名パク・ジョンウォン。2018年頃からユーチューバーとして活動。見た目とはギャップのある“大食い”動画で愛され、YouTubeチャンネル登録者数は1010万人(2024年7月現在)に上る。韓国ギャラップ社が2024年6月に発表した「韓国人が最も好きなユーチューバー」で1位を獲得しており、テレビ番組やCMにも出演して活躍中。ゲームグラフィック&漫画アニメーション学科を卒業しており、絵がとても上手い。
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