背筋が凍るような脅迫に悩まされている韓国スターたち。その矛先は彼／彼女たちの家族にまで向けられている。
イングランド・プレミアリーグで活躍中のサッカー韓国代表ソン・フンミンとファン・ヒチャンは殺害予告を受け、ユーチューバーの沈着マン（漫画家イ・マルニョン）は匿名のネットユーザーから家族に関する脅かす脅迫を受けている。
韓国・京畿（キョンギ）北部警察庁は最近、オンラインコミュニティ「DCインサイド」に掲載されたソン・フンミン、ファン・ヒチャンを殺害するという内容の文に対して内偵中だと明かした。
警察によると、問題の“予告文”にはソン・フンミン、ファン・ヒチャンに向かって「殺す」という内容が含まれていたという。現在は削除されているが、警察が捜査するまでに至っただけに、波紋が広がっている。
また同時期、252万人の登録者を保有するユーチューバーの沈着マンは、家族に対する脅迫を受けた。あるオンラインコミュニティには、彼の娘を相手に刃物沙汰を起こしたいという衝撃的な内容の書き込みが掲載された。脅迫した人物は以前から、沈着マンに対する悪意的な文を掲載してきたとされている。
これらの事件に関して、ソウル東大門（トンデムン）警察署は本サイト提携メディア『OSEN』に、「現在、作成者を特定するために捜査中」と立場を明らかにしたが、海外のIPアドレスを使用して書き込まれたことから身元の把握には至っていないという。
沈着マンの法律代理を務めている弁護士事務所YOUNGは、11日午後「この数年間、コミュニティなどで沈着マンの家族に対して社会的に容認しにくい深刻な水準の悪質コメント、掲示物などが持続的に作成され、流布されてきた。最近では、未成年の子どもに対して脅威を予告するなど、到底見過ごせない犯罪行為が発生している」とし、「絶対に善処や合意なく、強硬対応をする予定」と公式立場を明らかにした。
ソン・フンミン、ファン・ヒチャン、沈着マンと、度を越えたサイバーテロを受けている現状。彼らだけでなく、これまでも多くのスターが脅迫を受けてきた。
先立って6月には、東京ドーム公演を控えていたNewJeansを“刃物で刺す”という文がオンラインコミュニティに掲載された。それだけでなく、去る5月にはIVEの・ウォニョンの身辺を脅かす文が登場し、警察が動いたこともある。
当時、脅迫文には犯行日と時間が具体的に明示されていただけに、警察が動かざるを得ないほど緊迫していた。ウォニョンの所属事務所は警察に身辺保護を要請し、「（相手の）身辺が明らかになり次第、法的措置を取る予定」としてアーティストの保護を徹底した。
また、昨年にはaespaのウィンターも被害に。サッカーをするウィンターを凶器で殺害するという内容の脅迫文を見つけたファンが警察に通報したことで、出国体制がより厳重になったほどだ。
ますます過激化する脅迫により、単純ないたずらとして受け入れることはできない状況となっている。実行するか否かは関係なく、匿名性に頼ったサイバーテロが続いているだけに、さらに徹底した調査と強力な処罰が必要だと言える。
（記事提供＝OSEN）
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