HYBEの代表グループに成長したENHYPEN、今回の2ndフルアルバムが“大きなターニングポイント”のワケ

2024年07月13日 K-POP #ENHYPEN

ダブルミリオンセラーを達成し、韓国の最大手芸能事務所HYBEを代表するボーイズグループへと成長したENHYPENが夏のカムバック競争に乗り出した。

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久しぶりのフルアルバムであるだけに、覚悟も格別だ。彼らが今回の新アルバムで新しいターニングポイントを迎えるかが注目される。

ENHYPENは7月12日13時に新しいフルアルバム『ROMANCE: UNTOLD』をリリースした。フルアルバムとしては『DIMENSION: DILEMMA』以来、2年9カ月ぶりだ。

計10曲が収録された『ROMANCE: UNTOLD』は、互いに正反対の世界に属する「あなた」との愛を分かち合う少年の話を描く。自分をより良い人にしてくれる「あなた」のために忠誠を捧げる少年の話が各曲に溶け込み、有機的に連結される。

ENHYPEN
(写真提供=BELIFT LAB)ENHYPEN

“ダブルミリオンセラー”アーティスト

このアルバムのタイトル曲『XO(Only If You Say Yes)』は、特別な「あなた」が許せば、何でもしてあげたい少年の心を解きほぐしたポップジャンルの曲だ。

ダークながらもエネルギーが感じられる既存のENHYPENの曲とは異なり、甘いメロディーと「XO」という歌詞で繰り返されるリフレインが強い中毒性を与える。

最近、ENHYPENメンバーが出演したバラエティ番組『全知的おせっかい視点』(原題、MBC)で、『XO』ダンスチャレンジが公開されたが、すでに反応が熱い。新しいアルバム公開を控えて先行公開された『XO』チャレンジ映像は、公開半日で主要SNSにおける累計再生回数が1000万回を軽く超えた。

特有の世界観と音楽性を武器に、デビューから現在まで持続的な成長を見せてきたENHYPENは、初のフルアルバム『DIMENSION: DILEMMA』を通じて、デビュー1年でミリオンセラーを達成した。そして、今年3月にリリースした5thミニアルバム『ORANGE BLOOD』が200万枚を突破し、“ダブルミリオンセラー”のアーティストに生まれ変わった。

ENHYPEN
(写真提供=OSEN)ENHYPEN

アルバム販売量だけでなく、ENHYPENはコンサートでも成果を上げている。2023年9月には、デビューから2年10カ月で東京ドーム単独公演を開催。当時のK-POPボーイズグループの中で最短期間での東京ドーム公演という記録を作った。

今年初めまで展開されたワールドツアーでは、さらに一段成長した。ビルボード・ボックススコアの年間半期(2023年10月1日~2024年3月31日)報告書によると、ENHYPENは同期間、ワールドツアーで約19万8000人を動員し、チケット売上高は3550万ドル(約56億5000万円)を記録した。

これはK-POPアーティストとしては、SEVENTEENに続く第2位に該当する数字だ。

新しいターニングポイントに

そんなENHYPENにとって今回の2ndフルアルバム『ROMANCE: UNTOLD』は、彼らの新しいターニングポイントになるのではないかと期待を集めている。

ENHYPENは、デビュー時から“ヴァンパイア”というファンタジーな世界観で、自分たちの経験と考え、感情をアルバムに盛り込んできた。これはENHYPENというグループが持つ固有のカラーでもある。彼らが今回のフルアルバムで、新しい物語を展開する。

ENHYPEN
(写真提供=BELIFT LAB)ENHYPEN

先立って『BORDER』『DIMENSION』『MANIFESTO』『BLOOD』シリーズを通じて、ENHYPENは多面的な世界に向き合って自分たちだけの答えを探し、同世代に宣言して、血に連結された運命共同体である「あなた」のための犠牲を覚悟する話を展開してきた。

今回の『ROMANCE: UNTOLD』を通じて、「ロマンス」シリーズの最初の章を開くことになったENHYPENは、また別の魅力で自分たちの話を繰り広げる予定だ。所属事務所BELIFT LABは「さらに濃くなったENHYPENの音楽カラーと、アーティストとしての真正性を期待してもいい」と伝えた。

メンバーたちの意欲も格別だ。ENHYPENは『ROMANCE: UNTOLD』のコンセプトトレーラーを短編映画の形式で制作し、特別さを加えた。その映像では、メンバーたちがデビュー時から披露してきたヴァンパイアの世界観の延長線が含まれている。イ・チュンヒョン監督がメガフォンをとった。

また、メンバーらのアルバムへの参加度が高いことも注目を集めている。作詞はもちろん、作曲、プロデュースまで、アルバム制作全般にENHYPENメンバー全員が参加したのは今回が初めてだ。

ENHYPEN
(写真提供=OSEN)ENHYPEN

収録曲『Highway 1009』はメンバー全員が歌詞を書いた。特にHEESEUNG(ヒスン)は作曲とプロデュースにも関与した。JUNGWON(ジョンウォン)は『Hundred Broken Hearts』のトップラインを作り、ENHYPENだけのカラーをより一層濃く表わした。

とあるK-POP関係者は「デビュー以降、ヴァンパイアの世界観で清涼よりは暗くて濃い色の歌を披露してきたとすれば、今回の『XO』でロマンチックなムードのENHYPENに会えると期待される」と話した。

続けて「デビュー5年目に入ったので、転換点が必要な時点でもある。特に夏のカムバックであるだけに、海外に続き、韓国国内に新しい風を巻き起こすか注目される」と期待した。

◇ENHYPENとは?

JUNGWON、HEESEUNG、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOO、NI-KIの7人で構成されたグローバルグループ。2020年6月から約3カ月間放映されたMnetの大型プロジェクト『I-LAND』から誕生し、2020年11月に韓国デビュー。2021年7月にリリースされた日本デビューシングル『BORDER:儚い』は、オリコン週間シングルランキング初登場1位に輝いたほか、7月度の「ゴールドディスク認定作品」でプラチナ認定を受けた。さらに、2022年10月に発売した日本1stアルバム『定め』は、週間アルバムランキングで2週連続1位を獲得し、5作品連続通算5作目の1位を獲得した。2022年9月スタートの初ワールドツアーの一環として、日本デビューからわずか1年半で初の京セラドーム公演を開催。第4世代K-POPアーティストとしては最速で単独ドーム公演を行うなど、大躍進を続けている。

ENHYPENの新アルバムが今まで以上に期待大なワケ

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