真夏よりも熱い“K-POP大手3大事務所”のバトルが繰り広げられる。
HYBE、SMエンターテインメント(以下、SM)、JYPエンターテインメント(以下、JYP)の看板ボーイズグループが、7月にカムバック対決をする。
BTS・JIMN、NCT 127、Stray Kidsがその主人公だ。
いずれも各社の代表的グループであるため、彼らが同時期にカムバックすることには、韓国国内だけでなく海外ファンからも熱い反応が寄せられている。
とある音楽関係者は「個性が明確な各グループが、変化というよりは自分たちの特色を確固たるものにしようとする動きが伺える」とし、「ワールドツアーと多数の海外公演などでグローバル市場での立場を築いているアーティストたちなだけに、新アルバム発売後に見せるグローバル成績に対する期待も高い」と話した。
兵役のため韓国で軍服務中のJIMINは、19日午後1時に2ndソロアルバム『MUSE』でカムバックし、ARMY(BTSのファンネーム)の期待に応える見通しだ。
昨年3月にリリースした初のソロアルバム『FACE』が完全な“自分”に向き合う過程だったとすれば、2作目の『MUSE』は“インスピレーションの源を探す旅”がテーマだ。
収録された全7曲のうち、6曲でJIMINが作詞作曲に参加しており、伝えたいことを率直に表現したアルバムとなっている。
JIMINの新アルバム発表の知らせに、ARMYたちはすでに活動を始めた。
去る6月28日、ラッパーのLOCOがフィーチャリングとして参加した先行公開曲『Smeraldo Garden Marching Band』が全世界のiTunesでトップを席巻した。
タイトル曲『Who』は強烈なビートとギター演奏が特徴の曲だ。BTSの代表プロデューサーであるPdoggをはじめとする有名プロデューサー陣が楽曲制作に参加した。
一方、Stray KidsもJIMINと同日同時刻に9thミニアルバム『ATE』をリリースする。タイトル曲『ChkChk Boom』で“Stray Kidsブーム”を巻き起こす意気込みだ。
Stray Kidsは4作品連続で米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」1位を獲得し、K-POPの代表的グループとして地位を確立している。
2022年3月にリリースした6thミニアルバム『ODDINARY』を皮切りに、同年10月の7thミニアルバム『MAXIDENT』、昨年6月の3rdフルアルバム『★★★★★(5-STAR)』、8thミニアルバム『樂-STAR』まですべて「ビルボード200」の1位を獲得した。これはBTS以来、最多となる記録だ。
それだけに、今回のアルバムも「ビルボード200」』のトップに立つ可能性が高いと見られている。
Stray Kidsは『ATE』の発売とともに、英ロンドンの「ハイドパーク・ブリティッシュ・サマータイム・フェスティバル」、米シカゴの「ロラパルーザ・シカゴ」など、大型音楽フェスティバルにヘッドライナーとして出演予定であり、欧州や北米地域での人気をさらに高める予定だ。
実力と人気を兼ね備えたNCT 127は、JIMINとStray Kidsに先立ち、15日に6thフルアルバム『WALK』をリリースする。
タイトル曲『Walk』は2000年代初めの雰囲気を醸し出すHIPHOP曲で、誰の道にも従わず、自分たちだけの道を進むという自信を込めた曲だ。
2016年7月に『Fire Truck』でデビューし、今年で9年目を迎えるNCT 127は、『2 Baddies』『Ay-Yo』『Sticker』『Favorite(Vanpire)』『Kick It』など個性のある音色と独特なコンセプトが目立つ曲で、アイデンティティを確実なものとしてきた。
そんなNCT 127は昨年、ソウル公演を皮切りに日本3大ドームツアー、北米、南米、アジアを回った3度目のワールドツアー「NEO CITY : SEOUL - THE UNITY」で70万人の観客を動員した。
そして今回、“NCT 127らしさ”をもう一度証明する新アルバム『WALK』にも、世界中から多くの注目が集まっている。
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