え!? そこで登場?韓流スターや有名女優たちが続々と「カメオ出演」するワケ

韓国でトップスターたちの予想もしなかった「カメオ(特別出演)」が増えている。

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ソン・スンホン主演ドラマ『プレイヤー2』は、授賞式を彷彿とさせる特別出演ラインナップが実現している。シーズン1の出演者であるチョン・スジョンをはじめ、チョン・ヒョンム、ホ・ソンテ、ナナ、リュ・ファヨン、イ・スヒョクなどと人気スターが大挙出演し、注目を集めた。

近年、映画やドラマでトップスターたちの特別出演が積極的に行われている。女優のキム・テヒはドラマ『サムダルリへようこそ』に登場し、『ソンジェ背負って走れ』ではクォン・ユリとパク・テファン、ハン・スンヨンが特別出演で参加した。ソン・ジュンギは『涙の女王』で、過去に演じたドラマ『ヴィンチェンツォ』の役柄そのままの弁護士役でサプライズ出演した。

上段左ソン・ジュンギ、右キム・テヒ、下段左イ・ジョンソク、右チョン・ドヨン
上段左ソン・ジュンギ、右キム・テヒ、下段左イ・ジョンソク、右チョン・ドヨン

キム・テヒは『サムダルリへようこそ』のクォン・ヘジュ作家と『ハイバイ、ママ』(2020)で、ソン・ジュンギは『涙の女王』のキム・ヒウォンPDと『ヴィンチェンツォ』(2021)で息を合わせた経緯がある。過去に作品をともにした制作陣のラブコールに快く特別出演を決めたケースだ。ソン・ジュンギの場合、『涙の女王』主演女優キム・ジウォンと同じ所属事務所という点も作用したと思われる。

『サムダルリへようこそ』のキム・テヒ
(写真=tvN)『サムダルリへようこそ』のキム・テヒ

映画も同じだ。『キル・ボクスン』でピョン・ソンヒョン監督の作品に出演したチョン・ドヨンは、ピョン監督の新作『グッドニュース』に特別出演することに決めた。

コン・ユは映画『ワンダーランド』に特別出演した。コン・ユは劇中、バイリー(演者タン・ウェイ)をAI世界に導くAIソンジュン役を演じた。AIが情緒的に共感を形成するかどうかを示す重要な役割だ。この映画は、コン・ユ所属事務所のマネジメントSOOP所属のペ・スジ、チェ・ウシク、チョン・ユミなどが大挙出演し、自然にコン・ユの特別出演につながったという伝言だ。

『涙の女王』のソン・ジュンギ
(写真=tvN)『涙の女王』のソン・ジュンギ

イ・ジョンソクは映画『設計者』で主人公のヨンイル(演者カン・ドンウォン)と力を合わせて請負殺人を処理する役を引き受けた。

映画『脱走』ではソ・ヒョヌ、イ・ソンウク、イ・ソム、シン・ヒョンジなどが重要な瞬間に登場して物語への没入を高め、キム・ドンウクは『ハイジャック』で最初と最後を締める重要な役柄でサスペンスを牽引していく。

それにしてもなぜ人気俳優たちが、ほんのかずかな出番しかない特別出演をするのか。最近作品数が減って活躍のプラットフォームが狭まった俳優たちが、義理と実利を均等にするために特別出演の形で登場する場合が多くなったという意見が出ている。

カン・ドンウォン(左)とイ・ジョンソク
(写真=映画『設計者』)カン・ドンウォン(左)とイ・ジョンソク​​​​​​

主演として物語をリードしなくても、短い時間であっても話題作に登場するだけで大衆の注目を集めるため、俳優の立場としても意味のある選択だという主張だ。

大衆文化評論家のチョン・ドクヒョンは「昨年頃から制作される作品数が減り、時間的余裕ができた俳優たちの出演が容易になった面がある。また、作家、演出者、制作会社など多様なネットワークで構築されたスタッフたちとの義理を守る風土が生まれつつある」として「良いスタッフ陣で作った作品に出演することがトップ俳優としてもリスクが少ない。互いにウィンウィンする戦略だ」と分析する。

ただ、物語の流れを妨害するほど突然登場したり、特別出演にあまりにも多くの分量を割いて視聴者たちの没入度を害するという指摘も出ている。

あるドラマ制作会社の代表は「いくら短く登場する特別出演であっても、正確な基準と意味がなければならない。時には俳優の名前に依存してあまりにも多くの分量で登場する場合もあり、似合わないキャラクターとして登場させる時もある」として「特別出演であっても作家と演出家がしっかり悩み考えることが必要だ」と話した。

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