スター夫婦2組の離婚が知られたなかで、いずれの夫婦も妻は「暴露」を、夫は「沈黙」を選択する対照的な姿を見せている。
結婚して14年となった通訳士イ・ユンジン&俳優イ・ボムスの夫婦と、1年半で別れることになった女優ソヌ・ウンスク&アナウンサーのユ・ヨンジェの夫婦だ。
イ・ユンジンは4月17日、自身のSNSを通じて「ソウルに13日間くらいいたかな。まずこの数年間、私と子供たちを精神的に威嚇し、恐怖に震えさせた世帯主(イ・ボムス)のモデルガンを私の名前で自ら通報した」と伝えて驚かせた。
彼女は「4月は不法武器の申告期間だ。もし家庭や周辺に不法武器類で不安に震えている方がいれば、躊躇せずに通報することを願う」とし、「世帯主に望むことがあるとすれば、ダウル(息子)の面倒を良く見てくれることを願う。オンライン通知ルームも見て、子供がどんな学習をするのか、子供がどのように成長するのか、数カ月でも一緒に過ごしながら親という役割が何なのか、必ず経験してみる契機になればと思う。ソウル(娘)にもどんな父親として記憶されるか、よく考えてみてほしい」と述べた。
先立って3月、イ・ユンジンとイ・ボムスが離婚で葛藤しているという事実が伝えられ、衝撃を与えた。
2人の初めての離婚調停期日は3月18日に開かれた。しかし、その場にイ・ボムス側は出席せず、離婚調停に失敗に終わり、離婚訴訟が進められている。イ・ユンジンは離婚のニュースが伝えられた後、イ・ボムスに対する暴露を続けている状況だ。
彼女は「合意別居の回避、協議離婚の無視、離婚調整不成立で、ほぼ10カ月が経っている」と不満を吐露し、離婚する理由について「(性格の違いではなく)“性”に対する“格”の違い」と言及したりもした。
特にイ・ユンジンは、「世帯主」イ・ボムスに離婚調停を申請したため、承認と監視なしには家に入ることさえできない状況であり、娘は中学校進学を海外に選択したという理由で、昨年末からソウル自宅の出入りを禁止されたと暴露した。
そんな妻に対してイ・ボムスは、“沈黙”を選んでいる。
イ・ボムス側は離婚と関連して「イ・ユンジンがSNSに掲示する文章が記事化されているが、いちいち対応せず、イ・ユンジンが先に提起した訴訟の中で直接主張と反論を通じて答えていく予定」と述べた。
また、「イ・ユンジンがSNSを通じて上げた内容が事実と異なる部分が多くある。これに対してはイ・ボムスが法廷で誠心誠意対応するという立場」と明らかにし、以降もイ・ユンジンの暴露に沈黙を続けている。
女優ソヌ・ウンスクとの離婚が発表されたアナウンサーのユ・ヨンジェも、自身をめぐる議論について沈黙している。
ソヌ・ウンスクとユ・ヨンジェの離婚は4月5日に明らかになった。2人は2022年10月に結婚したが、わずか1年半で離婚を知らせて驚かせた。
離婚のニュースと同時に、様々な噂が広がっている。一部からは、ユ・ヨンジェがソヌ・ウンスクと再婚前に、他の女性と「事実婚」の関係で暮らしたという主張が提起された。
そんななかでユ・ヨンジェには「結婚3回目疑惑」まで浮上。ソヌ・ウンスクは疑惑について放送を通じて、「私が3番目の妻」と認めて波紋が広がった。
ただユ・ヨンジェは心境だけを伝え、疑惑に対する立場を出していない。
まず離婚が知られると、ユ・ヨンジェは『ユ・ヨンジェのラジオショー』を通じて「すべてが私の足りないせいだ。私が悪いせい、まだ修養が足りない私のせいだ。私ももちろん大変で苦しい時間を過ごしている。相手もとても大変でつらい時間を過ごしているはずだ。健康に気をつけて、これから良いこと、幸せなことを作っていってほしい」とだけ話した。
その後、視聴者掲示板には、特別な釈明を出さなかったユ・ヨンジェに対する批判の声が大きくなった。
しかしユ・ヨンジェは放送を通じて「道を歩いている途中に通話の声が聞こえる。悪口を交えながら話す人。心の中で“自分はあの人を知らないのに1秒見て判断してもいいのか”という気がした」とし、「ちょっと見たひとつの断面で、その人の全体を判断する必要はないという話」などと意味深長なトークを広げ、間接的に心境だけを伝えた。
暴露を続ける妻と沈黙する夫。対照的な2人であったため結婚生活にピリオドを打つことになったのだろうと、妙に納得させてくれる。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ボムス プロフィール
1969年11月25日生まれ。1990年の映画『そう、たまには空を見よう』でデビューした。映画『シングルス』『オー!ブラザーズ』『神の一手』、ドラマ『外科医 ポン・ダルヒ』『オンエアー』などに出演。2010年5月に通訳士のイ・ユンジンと結婚。娘と息子をもうけた。2014年から信韓大学校・公演芸術学部で教授を務めたが、2023年2月に辞職した。
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