「痴呆の母の看病している」と減刑訴えた“飲酒運転&すり替え”韓国歌手(40)、控訴審で執行猶予

2024年03月26日 話題

飲酒運転をした挙句、同乗者を運転者として“すり替えた”容疑で裁判にかけられた歌手・俳優のイル(40、本名チョ・ソンヒョン)が、控訴審で執行猶予を宣告された。

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ソウル西部地裁刑事2-2部は3月26日10時頃、犯人逃避幇助、飲酒運転幇助、飲酒運転、スピード違反などの疑いで起訴されたイルに対する公判が行われた。

この日、裁判所は「被告人は誤りを認めており、一審からの変動事項がない。検察の主張のように、原審が軽いため不当だとは思わない。検察の控訴を棄却する」と明らかに。先立って検察は、同月7日に開かれた控訴審で懲役1年、罰金10万ウォン(約1万円)を求刑していた。

イル
(写真提供=OSEN)イル

当時、検察は「被告人が犯した犯人逃避幇助行為は刑事司法の秩序を乱す重大な犯罪であり、捜査に相当な混乱を招いた」として、「被告人は飲酒運転および犯人逃避幇助を犯した3カ月後、再び飲酒運転をして速度超過による事故を起こした」と指摘した。

一方、イルの弁護人は「被告人は初犯で、犯行事実を全て自白した」として、「2005年に歌手としてデビューし、インドネシアでK-POPの主役として活動して国威宣揚もした。2016年には役者活動もするなど、社会との絆が明らかだ。このような被告人に再犯の危険性があるとは考えにくい」と反論。特に、「被告人の母親は5~6年間、重度の認知症を患っており、息子である被告人に大きく頼っている」として、「母親の看病に真心を込めて臨んでいる事情を鑑みて、検察の控訴を棄却してほしい」と訴えた。

そして、最後の弁論でイル自身は「メディアに出る人として、犯してはならない罪を犯したことに対して申し訳なく思う」とし、「今後、誤りのない人生を送るようにする」と頭を下げた。

イルは2022年9月、ソウル龍山区・漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の飲食店で酒を飲んだ後、運転していた際に警察に摘発された。当時、彼は警察の取り調べでプロゴルファーの同乗者A氏が運転したと主張し、自身の飲酒運転を否認。A氏も自身が運転したという趣旨の供述をしていたが、検察の調査過程でイルがA氏の飲酒運転のすり替え案に同調した証拠が捉えられ、犯人逃避幇助の容疑が適用された。

また2022年12月には、酒に酔った知人B氏に自身の車を運転させ、スピード超過で事故を起こした容疑も提起された。

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これに対して裁判所は、昨年6月の一審で、イルに対して懲役6カ月に執行猶予1年、罰金10万ウォンを宣告。だが、検察はより重い刑の宣告を求めるために控訴していた。

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