30代を迎えてもIUの挑戦と情熱には終わりがない。
IUは10日、ソウル・KSPO DOMEでワールドツアー「2024 IU H.E.R. WORLD TOUR CONCERT IN SEOUL」を開催。3月2日、3日、9日と行われた単独公演は10日に最終日を迎え、この日の公演には約6万人の観客が参加し、熱狂した。
IUの単独コンサートは、2022年にソロアーティストとして初めてオリンピックメインスタジアムで開催された「IU Concert『The golden Hour:Under The Orange Sun』」から約1年6カ月ぶり。先立って今回の公演はファンクラブを対象に実施した前売り販売時点から全席売り切れを記録し、話題を集めた。
IUは最近リリースした6thミニアルバム『The Winning』のタイトル曲『Holssi』でコンサートの始まりを告げた。どの席でもIUを眺められるように公演場の真ん中に360度のステージを用意し、ファンとより一層近くにいれるようにした。
IUはニューアルバム『The Winning』に収録された『Love wins all』『Shopper』『Shh..』『I stan U』まで、さまざまな新曲を初披露した。
その他にも『Celebrity』『Coin』『eight』『Hold my hand』『The Meaning Of You』『Friday』『strawberry moon』『Through the Night』『You & I』など、ヒット曲パレードが続く。IUが新曲を歌う度に客席には、まるで雷のような合唱が爆発したという。
これにはステージ上のIUさえも「歓声に耳が麻痺した。コンディションが良くない時もあるけど、この力で持ちこたえる。観客の歓声が点滴を3時間打つより良い」と嬉しい気持ちを表わすほどだった。
コンサートは3時間余りの公演にアンコールまで続き、4時間以上続いた。4回の公演、6万人の観客を動員し、360度の円形ステージで1人で4時間の公演を埋め尽くすのは、IUが唯一無二だ。
“スターの中のスター”らしくゲストラインナップは授賞式を彷彿とさせた。
NewJeans、RIIZE、LE SSERAFIMなど、最近K-POP市場で最もホットな有名アイドルグループが総出動したのに続き、ソウル公演最終日には今年公開予定のNetflixオリジナルシリーズ『本当にお疲れ様でした』(原題)で共演したパク・ボゴムが登場した。
IUの『Not Spring, Love, or Cherry Blossoms』を甘い声で歌ったパク·ボゴムは「昨年、IUとドラマ撮影を一緒にしたが、撮影をしながらワールドツアーを準備するのを見ると本当にすごいと感じた。この公演が皆の人生にキラキラ輝く一日になることを願う気持ち」と応援を伝えた。
また、公開恋愛中の俳優イ・ジョンソクからaespa・ウィンター、ITZY、中国出身の女優タン・ウェイ、EXOのD.O.などが客席で公演を見守るなど連日話題の中心に立った。
IUは、9月21~22日にソウルワールドカップ競技場で追加公演を開くとサプライズ予告した。ワールドカップ競技場で公演するのは、女性ソロアーティスト史上IUが初めてとなる。
約6万人の観客を動員できるワールドカップ競技場は、BIGBANGやPSYなど、トップスターだけが立つことができる大規模なスタジアムだ。
IUは「ワールドツアーを開催する。毎週海外で公演をするのは緊張するが、ありがたくも全て売り切れた」とファンに感謝の意を表した。
また、「ツアーを一周する間、ファンが私に会いたくなると思って、アンコール公演を準備した。新しい所に行く。30代にも絶えず挑戦する」と予告した。
なおIUは、ソウルを皮切りに、横浜、台北、シンガポール、ジャカルタ、香港、マニラ、クアラルンプール、ロンドン、ベルリン、バンコク、大阪、ニューアーク、アトランタ、ワシントンD.C、ローズモント、オークランド、ロサンゼルスでワールドツアーを続ける。
◇IU プロフィール
1993年5月16日生まれ。本名イ・ジウン。韓国・ソウル出身。2008年にソロ歌手としてデビューした。芸名のIU(アイユー)は“I”と“YOU”の合成語で「あなたと私が音楽で1つになる」という意味が込められている。女性ソロ歌手としてトップに君臨しつつ、女優業も並行。2011年のドラマ『ドリームハイ』で連ドラ初出演&初主演を果たし、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などで主演を務めた。2023年3月30日、映画『ドリーム~狙え、人生逆転ゴール!~』の制作報告会で、女優活動時の名前も本名からIUに統一すると発表した。
前へ
次へ