年間売上2兆ウォンを誇るHYBEのトップ、“BTSの父”パン・シヒョク議長の給与が「1ウォン」の理由

2024年03月11日 話題

“BTSの父”と呼ばれるHYBEのパン・シヒョク議長の年俸は、なぜ「1ウォン(約0.1円)」だけなのか。

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パン・シヒョク議長が今年、給与として1ウォンだけ受け取ることを決めた。韓国エンターテインメント企業としては、初めて年間売上2兆ウォン(約2000億円)を突破したHYBEの経営哲学を反映した決定であり、パン・シヒョク議長の責任感を示す意味ある決定だ。

HYBEは去る3月8日に公開した「2024年社内理事報酬計画」を通じて、パン・シヒョク議長の今年の給与は1ウォンと知らせた。それについてHYBEは「議長として責任経営強化およびHYBEの“ペイ・フォー・パフォーマンス(Pay for Performance)”報償哲学のメッセージを強調するために、基本年俸を1ウォンに決めた」と明らかにした。

責任感あるリーダーシップ

今回の決定によってパン・シヒョク議長の給与は1ウォンだが、短期成果インセンティブ制度によって9億8000万ウォン(約9800万円)の賞与を受け取ることになった。

報償委員会が昨年の経営成果や評価指標に従って決定したものだった。パン・シヒョク議長は2023年には給与5000万ウォン(約500万円)、賞与3億ウォン(約3000万円)、その他の勤労所得700万ウォン(約70万円)など、計3億5700万ウォン(約3570万円)の報酬を受け取った経緯がある。

パン・シヒョク議長
(写真提供=HYBE)パン・シヒョク議長

パン・シヒョク議長の決定は、業界でも大きな意味を持つ決定だった。HYBEは責任経営と報償哲学のメッセージを強調してきた。何よりもHYBEの経営哲学を強調するために先頭に立ったという点で、社内でもお手本になるものと見られる。パン・シヒョク議長が先頭に立っただけに、HYBE全体の雰囲気はもちろん、持続的な成長にも肯定的な影響を及ぼすものと分析されている。

そもそもパン・シヒョク議長は、HYBEの前身であるBig Hitエンターテインメントの設立者であり、BTSをグローバルグループに育て上げた制作者、そして数多くのヒット曲を誕生させたプロデューサーで、20年以上もエンタメ業界で働いてきた従事者だ。

BTSの成功で制作者としての能力を認められ、HYBE設立後、SEVENTEENのPLEDISエンターテインメント、LE SSERAFIMのSOURCE MUSIC、NewJeansのADOR、ZICOのKOZエンターテインメントなどのレーベルを確立し、K-POPのグローバルな成長に着実に影響を与える人物でもある。

またアメリカの大衆文化専門誌『バラエティ』は、パン・シヒョク議長を全世界のメディア産業をリードしてきた影響力のあるビジネスリーダー500人に3度も選定し、成果を認めた。

2021年2月に代表取締役を辞任して理事会の議長職に集中し、中長期事業戦略の実現に向けた体制変化の先頭にも立った。さらにHYBEの経営哲学を強調するために先頭に立ち、責任感あるリーダーシップで会社の成長をリードしている。

パン・シヒョク議長の「給与1ウォン」は単純な話題性を越えた、重い責任感を示す意味あるメッセージだ。

(記事提供=OSEN)

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