一線を越えた発言をし、結局は頭を下げた。
ネットユーザーたちと舌戦を繰り広げたラッパーのVINXEN(19、本名イ・ビョンジェ)が、2019年10月に亡くなった元f(x)のソルリ、2017年12月にこの世を去ったSHINeeジョンヒョンについて言及したことについて、謝罪の意を伝えた。
騒動の発端は1月15日、とあるオンラインコミュニティにVINXENの恋人と主張するAさんが登場し、VINXENの二股とデート暴力を暴露する記事を公開してから始まった。
論議が大きくなるとVINXENは、インスタグラムストーリーを通じて「そんなこともなかったし、誤解だ。当事者とすでに解決した」と釈明しながら、ファンに「僕が与えることができるのは、音楽やあなたたちに向けた愛と感謝、それ以上はない。去りたければ去れ」と訴えた。
その後も悪質な書き込みが続くとVINXENは、「うつ病だ。14歳の頃から頭がこうで、どうしろと」とし、「ソルリ、ジョンヒョン。死んだら欺瞞するXXが。私が死んでから冷やかしてくれ」などと、故人となったジョンヒョンとソルリについて言及した。
これに対してネットユーザーたちは、故人を言及することはあまりに軽率だとVINXENに謝罪を要求。最終的にVINXENは、SNSのスレッドをすべて削除し、謝罪した。
彼はインスタグラムを通じて、「どんな弁解の余地もなく、あの方々について言及したことは僕の誤りだ。自分の傷を言い訳に、多くの方々に傷を与えたことを後悔し、深く反省している」と伝えた。
所属事務所は解明に乗り出した。
1月16日、VINXENの所属事務所ロマンチックファクトリー側は「まず、ある女性の方がインスタグラムストーリーで恋愛に関する問題を指摘しており、VINXENに対する指摘とされたが、その女性に直接確認し、VINXENを指したものではないという回答をもらった」とした。
そして「この部分に関してはこれ以上、無分別なデマを量産させないよう、お願い申し上げる」と強調した。
続いて「そのデマが量産され、最近VINXENに大量の脅迫と“死ね”など口にするのも難しいメッセージが送られた。以前からうつ病を患っているVINXENは、抗うつ薬を服用していた状態、良くない精神状態で本人のインスタグラムの公式アカウントではなく、副アカウントで文章を書いたことを確認した」とした。
一方で、「してはいけない言葉で故人について言及したことは、言い訳の余地なく、VINXENの誤りだ。VINXENもこの部分に対して非常に後悔しており、申し訳ない気持ちでどうすればいいかわからずにいる」と、謝罪の言葉を付け加えた。
VINXENは2000年4月20日生まれのラッパー。2018年に放送されたMnetのラップサバイバル番組『高等ラッパー』に出演し、知名度を上げた。2019年12月に新曲『Empty』を発売したばかりだった。
前へ
次へ