現在韓国で大ヒット中のオカルトミステリー映画『破墓』(原題)に、日本の大物声優が出演しているという
公開から9日で観客動員数400万人を突破し、大ヒット作となった映画『破墓』。3月5日には、劇中に登場する正体不明の存在“険しいもの”を演じた俳優と声優のキャスティングビハインドを公開した。
まず、本作を手掛けたチャン・ジェヒョン監督は、カリスマ性あふれる“険しいもの”を演じられる俳優を探していたところ、偶然俳優キム・ミンジュンと出会い、見るやいなや「あの人だ!」と衝撃が走ってキャスティングしたと明かした。
また、8尺に達する“険しいもの”の身長を具現化するため、韓国歴代2位の身長を持つ元バスケットボール選手、キム・ビョンオを抜擢し、今までにない存在を完成させた。
現在47歳のキム・ミンジュンは、2003年のドラマ『チェオクの剣』のチャン・ソンベク役でブレイクし、『プラハの恋人』(05)、『外科医ポン・ダルヒ』(07)、映画『青い塩』(11)に出演。財閥2世、外科医、残忍なヤクザなど、多様なキャラクターを演じてきたが、『破墓』では正体不明の存在である“険しいもの”に扮し、圧倒的な威圧感を見せた。
続いて220.8cmの身長を持つキム・ビョンオは、“険しいもの”そのものに変身。振付師と細かい部分まで議論し、“険しいもの”の動きを具現化してキャラクターの完成度を高めたという。2人の俳優は“険しいもの”のビジュアルを完成させるために、少なくとも5時間にわたって特殊メイクを受けたとのことだ。
さらに、“険しいもの”のゾッとする雰囲気を後押しした日本語の台詞は日本の声優・小山力也、そして奇怪な声色は韓国の声優チェ・ナクユンが担当した。
小山力也は『名探偵コナン』の毛利小五郎(2代目)、『NSRUTO -ナルト-』のヤマト(テンゾウ)などの声を担当し、日本アニメ界に欠かせない存在として知られる。また、チェ・ナクユンは『THE FIRST SLAM DUNK』の韓国吹き替えでチェ・チス(赤木剛憲)を演じ、大きな話題を集めた。
“険しいもの”のキャスティングビハインドを公開し、好奇心を増すオカルトミステリー映画『破墓』現在、韓国全土の映画館で絶賛上映中だ。
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