『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督が、韓国映画『地球を守れ!』のリメイク版を製作する。
2月19日(現地時間)、米『Variety』によると、チャン・ジュナン監督のSF作品『地球を守れ!』をランティモス監督がハリウッドリメイク版を制作するという。今夏にイギリスとアメリカ・ニューヨークで撮影に入る予定だ。
本作は、ヨルゴス・ランティモス監督と多くの作品を手がけてきたアイルランド製作会社エレメント・ピクチャーズのプロデューサーが製作を担当し、アリ・アスター監督の制作会社Square Peg、韓国大手エンタメ企業CJ ENMも参加する。
先立って、原作を制作したチャン監督は、ハリウッドリメイクを念頭に置き、ドラマ『メディア王 ~華麗なる一族』、映画『ザ・メニュー』等の脚本を書いたウィル・トレイシーと脚本を制作してきたが、最終的にランティモス監督が演出を担当することになったと知られた。
なお、原作は2003年に公開されたSFブラックコメディで、宇宙人の存在を信じる青年と、彼に宇宙人と間違えられた男の闘いをユーモアたっぷりに描いている。
シン・ハギュンとペク・ユンシクが主演を務めた本作は、韓国で観客動員数7万3132人と興行には失敗したが、国内外の映画祭で認められ、今も奇抜な名作と評価されている。
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