“奇跡の大ヒット”で注目されるも、様々な訴訟やスキャンダルで4人組から1人になってしまったガールズグループFIFTY FIFTY。
【写真】「後悔している」FIFTY FIFTY・キナ、“黒幕”を明かす
そんな一連の騒動の“黒幕”ともされたFIFTY FIFTYの外注プロデューサー、The Giversのアン・ソンイル代表が検察に送致された。
FIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKT(チョン・ホンジュン代表)は2月16日、「最近、ソウル江南(カンナム)警察署から“貴下がアン・ソンイルを業務妨害・電子記録等の損壊で告訴した事件は犯罪容疑が認められ、送致(不拘束)しました”という通知文を受け取った」と明らかにした。
先立ってATTRAKTは2023年6月27日、アン・ソンイル代表を業務妨害、電子記録等の損壊、業務上背任の容疑で江南警察署に告訴した経緯がある。
所属事務所側は「アン・ソンイル代表プロデューサーを告訴してから8カ月、初めて警察調査が出てきた」とし、「2023年7月7日に追加で業務上横領、私文書偽造および偽造私文書行使の容疑で告訴した事件も継続捜査中なので、今後アン・ソンイルの犯罪疑惑が追加で明らかになると確信する」と伝えた。
韓国ガールズグループとして、初めて米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に25週間連続チャートインする大記録を作ったFIFTY FIFTYだったが、昨年6月にメンバー全員(4人)が所属事務所ATTRAKTを相手に専属契約不存在訴訟を提起し、状況が一変した。
ATTRAKTはメンバーたちをそそのかした黒幕としてThe Giversのアン・ソンイル代表がいると名指しし、事務所とメンバーの葛藤が激化した。
するとATTRAKTは、アン・ソンイル代表を業務妨害、電子記録等の損壊、詐欺および横領、業務上背任などの容疑で刑事告訴し、昨年11月には大ヒット曲『Cupid』の著作権登録過程における違法行為に対応するために、法律代理人としてKim & Chang法律事務所を追加で選任した。
12月には“元メンバー”となった3人に損害賠償請求訴訟を提起している。
一方でアン・ソンイル代表も昨年11月、ATTRAKTのチョン・ホンジュン代表を虚偽事実摘示名誉毀損の疑いで告訴している。
なおFIFTY FIFTYはメンバーが事務所に復帰したキナだけになったが、来る4月に新メンバーを追加し、6月には新曲を発表する計画だ。
◇FIFTY FIFTYとは?
キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に25週連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。しかし同年6月、突然メンバー全員が専属契約効力停止仮処分申請を提出し、所属事務所と紛争が始まった。最終的にキナだけが復帰。所属事務所は10月、3人に専属契約解除を通知した。
■命運が天国と地獄に分かれたFIFTY FIFTYメンバーたち…取り戻せない“選択ミス”
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