NCT 127が日本ドームツアーを通じて熱い人気を再証明し続けるなか、ファンによる“配慮に欠ける行動”がSNS上で議論を呼んでいる。
【写真】「遠くからでもわかるオーラ」NCT127・ユウタ、マークら5人
NCT 127は去る10~11日の2日間、京セラドーム大阪で日本ドームツアー「NCT 127 3RD TOUR ‘NEO CITY : JAPAN - THE UNITY’」の大阪公演を成功裏に終えた。
今回で2度目のドームツアーを実現させたNCT 127は、圧巻のパフォーマンスを通じて韓国にとどまらない人気を証明。特に大阪は、日本人メンバーであるユウタの出身地とあって、現地のファンの熱狂ぶりはひとしおだった。
終始大きな盛り上がりを見せた大阪公演であったが、なかには一部のファンにとって“残念な事態”も。アンコール前の「ボードタイム」で、メンバーに対するセクハラまがいのコメントが多々見受けられたのだ。
昨今のコンサートでは、アーティスト退場後のアンコール前にカメラが観客席を映す時間が設けられる。多くのファンはその際にカメラに備えてメッセージを綴ったスケッチブックや独自のボードを構えており、これがファンの間ではボードタイムと呼ばれている。
特定のメンバーに対する熱い応援や、誕生日の近いメンバーを祝うコメント、ファン自身の近況報告などその内容は多岐にわたるが、今回の公演では「チョコレート(腹筋)食べたい」「今日こそ脱いで」「あなたを見ると女性ホルモンが分泌します」といったいささか過激な内容が続々とカメラに抜かれ、物議をかもした。
公演後には、SNS上で会場を訪れたファンによる議論が勃発。「地獄を生み出すな」「品のなさに絶句した」「あの時間だけ苦痛だった」「セクハラと応援の区別もつかないのか」といった批判のほか、「意図的にセクハラまがいのコメントばかり映したカメラにも問題がある」「映す側が限度を見極めていれば防げた」「この時間がそもそも必要ないのでは」といった運営の問題を指摘する声も上がっている状況だ。
いずれにしろ、ドームツアーという大規模な公演で多くのファンが気分を害する事態が発生したことは、ファンはもちろんアーティストにとっても残念極まりないだろう。NCT 127は来る3月の東京ドーム公演で日本ドームツアーを締めくくるが、何かしらの改善が見られることを祈るばかりだ。
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