「Me and my girlies, Wegon party tilits early」(私と私の友達、私たちは朝までパーティーを開く)
ガールズグループLE SSERAFIMが2023年10月にリリースしたデジタルシングル『Perfect Night』は、歌詞がすべて英語で構成されている。米ゲーム会社ブリザード・エンターテインメントのゲーム『オーバーウォッチ2』とコラボした同曲は、韓国最大の音源プラットフォームMelonの「トップ100」チャートで1位を記録した。
K-POPガールズグループの英語曲がMelonチャートで1位を記録したのは、LE SSERAFIMが初めてだ。
LE SSERAFIMのように英語曲を発表し、北米市場を狙う韓国ガールズグループが増えている。
2023年初め、新人グループだったFIFTY FIFTYが『Cupid』の英語バージョンで中小芸能事務所の限界を突破し、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に名を連ねる“奇跡”を成し遂げたことにより、英語曲ブームに火がついた。
韓国サークルチャートのキム・ジヌ首席研究委員が2023年1~6月にデジタルチャートのトップ400に入ったガールズグループの曲を分析した結果、英語曲が占める割合は41.3%に達し、2018年の同期比18.9%増加したことが明らかになった。
最近、K-POPガールズグループの間で相次いでいる英語曲の発表は、アメリカ本土進出だけでなく、国内外を合わせた“活動曲”としても掲げているという点が目立った変化だ。英米圏への進出とワールドツアーを進めているK-POPガールズグループは、英語曲を通じて西欧圏のファンを拡大している。
実際にNewJeansは2023年10月、「2023リーグ・オブ・レジェンド(LoL)ワールドチャンピオンシップ」のテーマ曲『GODS』を発表。『GODS』はSpotifyでリリース当日、260万回以上もストリーミングされた。
歴代「リーグ・オブ・レジェンドワールドチャンピオンシップ」テーマ曲のなかで、リリース初日の最多ストリーミング再生回数だ。ゲームのテーマ曲としては異例なことに、米ビルボードにもチャートインした。
“音源強者”のIVEも今年1月19日、初の英語シングル『All Night』を披露。スウェーデンのデュオグループ「アイコナ・ポップ(Icona Pop)」が2013年に発売した『All Night』を再解釈した曲で、グラミー賞にノミネートされたアメリカ女性ラッパーのスウィーティー(Saweetie)がフィーチャリングとして参加した。
アジア市場を中心に認知度を高めてきたIVEは、昨年10月から開催中の初のワールドツアー「IVE THE 1ST WORLD TOUR 'SHOW WHAT I HAVE'」公演はもちろん、英語曲のリリースで北米市場を狙っている。
昨夏、英語シングル『Better Things』で北米進出を本格化したaespaは、今年第1四半期に英語アルバムをリリースし、英国レコード市場に進出する。aespaは2023年、アメリカと欧州地域の計14都市でワールドツアーを成功させたことがある。今年は英語アルバムを通じてイギリスをはじめとする欧州市場で、新しいファンを獲得すると期待される。
『Rose Blossom』で“チャート逆走”に成功したH1-KEYも新しいデジタルシングル『Thinkin' About You』を発表し、初の英語曲を披露した。リリース直後は、国内外の主要チャートの上位圏入りに成功した。
また大規模なワールドツアーを行っているTWICEも、英語の新曲でグローバル活動を拡大中だ。
TWICEは来る2月23日、13thミニアルバム『With YOU-th』を発売する。これに先立って2月2日14時(アメリカ東部時間基準0時)にシングル『I GOT YOU』を先行公開し、メキシコ、ブラジル、アメリカ、日本などでワールドツアーコンサートを続ける。TWICEは先立ってオリジナル英語シングル『The Feels』と『MOONLIGHT SUNRISE』で、米ビルボード「HOT100」に連続チャートインした。
とあるK-POP関係者は「K-POPの主な消費層が英語曲に対する異質さを大きく感じなくなり、アルバムに英語の収録曲を入れたり、英語シングルを発売したりして活動することが自然になった」と述べた。
ただし、「英語曲はほとんどが“イージーリスニング”の傾向が強く、流行という次元で英語曲を発売する事例が増えた場合、K-POPの根幹を揺るがす恐れもあるため、注意が必要に見える」と危惧した。
■【写真】「ギリギリ…」TWICE・モモ、拷問のような“水際トリミング写真”で翻弄
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