すでに“アンダーブーブ”と“ローライズ”の時代は過ぎ、“パンツレス”の時代が来た。
2022年に胸の下を露出するアンダーブーブファッションが登場したことに続き、2023年は“Y2K”レトロの影響もあり、骨盤を見せるローライズファッションが流行した。
2024年のトレンドは、なんといってもパンツレスだ。パンツレスファッションは、下着のように短いズボンを履いたり、最初からズボンを履かなかったりする、一種の“下着失踪ファッション”を意味する。
ガールズグループのLE SSERAFIMは、新譜のトレーラー映像でパンツレスファッションの先頭ランナーとなった。
最近、HYBEレーベル公式YouTubeチャンネルと所属事務所SOURCE MUSICの公式アカウントには、LE SSERAFIMの3rdミニアルバム『EASY』のトレーラー映像が公開された。その映像でLE SSERAFIMのチェウォンとユンジンは、ダウンの中にブラトップと下着だけを着て、横断歩道を歩く姿で目を引いた。
韓国国内ではまだ馴染みがないが、パンツレスファッションは米ハリウッドを皮切りに、2023年からグローバルファッション界を席巻した。
女優のアン・ハサウェイ、モデルのヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナー、ベラ・ハディッドなどが実践して話題を集め、ディオールやミュウミュウなどのブランドファッションショーでも確認され、トレンドとして位置づけられた。
一部からは「見るのが負担だ」という反応と共に、芸能人に憧れる若い10代がパンツレスファッションを真似するとの憂慮が提起された。しかし今年のファッション界で流行を予告したトレンドであるだけに、K-POPガールズグループの果敢な試みは肯定的との評価もある。
関心に支えられ、LE SSERAFIMのトレーラー映像は1月30日午前現在、YouTube再生回数345万回を超え、「ワールドワイド・トレンディング・チャート」1位を記録するほど異例の話題性を示した。来る2月19日に正式リリースされるLE SSERAFIMのミニアルバム『EASY』のカムバックコンセプトに対するリスナーの関心も高まっている雰囲気だ。
とあるK-POP企画会社の関係者は、「多様なガールズグループが攻撃的な露出ファッションを通じて世界的な音楽トレンドでもある女性の主体性と自由さを表現している」とし、「これは最近の第4世代ガールズグループが主に見せているチームアイデンティティとも相性がいい」と分析した。
実際にLE SSERAFIMは、そのトレーラー映像のナレーションを通じて「世の中が私たちにだけ簡単だと思う?」「世の中は誰にでも公平に醜悪だ」など、抵抗と反抗のメッセージを強調した。
パンツレスファッションは、他のK-POPガールズグループの衣装にも広がっている。11年ぶりにカムバックしたガールズグループSISTARのユニット「SISTAR 19」もパンツレスファッションで妖艶な魅力と健康美を誇った。
また、2ndフルアルバム『2』でカムバックした(G)I-DLEも、1月29日に公開されたタイトル曲『Super Lady』のミュージックビデオで、メンバー全員が黒い制服の下にズボンを履かずにブーツを着用したファッションを見せた。
K-POPアーティストだけでなく、女優たちの間でもパンツレファッションが流行の兆しを見せている。女優のハン・ソヒ、ムン・ガヨンなどが海外のファッションイベントでシースルードレスのなかのパンツレスルックを披露し、熱い反応を得た。
とある業界関係者は、「アンダーブーブファッションは女性の身体的特性を誇示しながら解放感と冒険心の象徴であり、すべての視線と観念からの解放を意味した。ズボンを履かないパンツレスファッションも同じ文脈といえる」と述べた。
ただし「過度に露出が激しいという理由で、韓国国内ではアンダーブーブが大衆的な流行にまで及ぶことはなかったように、パンツレスもやはりファッションの先頭に立つスターを中心に自然に広がっていき、今後はもう少し楽なかたちに変形するだろう」と展望した。
■【写真】「皆死んでしまう…」ユンジン、限界ギリギリの“パンツレス”で悩殺
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