年内に公開予定のNetflix『イカゲーム』シーズン2だが、未だにベールに包まれている。
企画意図やあらすじ、キャラクターの説明などが盛り込まれたシノプシスが明らかにされない理由は、制作陣が徹底的に口止めをしているためだ。
他の作品のインタビューで『イカゲーム』シーズン2と関連した質問を受けた出演俳優たちも徹底した契約書条項のために、外部に口外できない。秘密維持義務がほぼ完璧に守られているわけだ。
それもそのはず『イカゲーム』シーズン2は、さらに“強化”された台本の伝達方式を取っている。
ファン・ドンヒョク監督と制作会社は、Netflixを通じてドラマが正式配信された後に衝撃と反転の面白さを楽しんでほしいと願う気持ちで、台本の渡し方にも技術的な保安維持を選んだとされる。
業界関係者たちは『OSEN』に「ファン・ドンヒョク監督と制作陣が『イカゲーム』シーズン2に出てくる新しいゲームの種類が外部に流出しないよう、最大限の努力を傾けている」と明かした。2023年7月から撮影を行っているだけに、今年下半期には作品が公開されると予想される。
シーズン1と同様に、映画監督のファン・ドンヒョクが脚本や演出を担当し、俳優のイ・ジョンジェが主人公の“ギフン”を演じる。内容は前作の続きになると予想される。ここにイム・シワン、カン・ハヌル、パク・ソンフン、ヤン・ドングン、パク・ギュヨン、チョ・ユリ、カン・エシム、イ・デウィ、イ・ジヌク、チェ・スンヒョン(BIGBANG出身のT.O.P)らがキャスティングされ、撮影を進行中だ。
関係者たちは『イカゲーム』制作陣が1話当たりの台本全体を俳優全員に渡してはいないと口をそろえる。
「1話当たりの全体の台本を俳優ごとに配っていないという。俳優たちは自分が出演するシーンの台本を受け取るが、それも紙ではなくオンラインファイルで伝達される。特に一定時間が過ぎればダウンロード期限が過ぎて、それ以上は開けなくなる」
出演俳優たちもシーズン2の全体的な話や結末を正確に知らないまま、シーンごとに監督のディレクションに従っていると考えられる。
そのように出演者全員にまで全体を完全に知らせていないため、クランクインから6カ月が過ぎた現在まで、ドラマの内容と人物に関して新しい話が出てこないのだ。
また、ある関係者は「イ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、イム・シワン、カン・ハヌルなどの主演俳優たちも、自分の分量を撮影するために現場で何時間も待機している。スター俳優だからといって先に撮影をしてくれることはないという」とし、「イ・ジョンジェやイ・ビョンホンも長い時間待機して撮影に臨み、ある日は自分の背中だけ撮って終わった日もあったそうだ」と伝えた。
自分の顔が出ない場合、その俳優と体型が似ている代役俳優が後ろ姿を撮影したりすることもあるが、『イカゲーム』側は後ろ姿まで実際の俳優の姿を収める熱意を見せているのだ。
ファン・ドンヒョク監督が『イカゲーム』シーズン2を通じて、全世界の視聴者にどんなメッセージを伝えるか興味深い。
なお2021年9月に公開された『イカゲーム』シーズン1は、Netflix史上最も多くの視聴時間を記録し、世界的なシンドロームを引き起こした。
同作を通じてファン・ドンヒョク監督は、第74回プライムタイム・エミー賞(2022)の監督賞(ドラマ・シリーズ部門)など受賞した。また主人公を演じたイ・ジョンジェも第74回エミー賞の主演男優賞(ドラマ・シリーズ部門)をはじめ、輝かしいタイトルを獲得した。
(記事提供=OSEN)
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