元恋人で、南陽(ナミャン)乳業創業主の孫娘であるファン・ハナと一緒に麻薬使用容疑を受け、7月に開かれた判決公判で懲役10カ月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡されている。
また、ユチョンに性的暴行を受けたと主張し、2016年に告訴した女性に対して約1億ウォン(約1000万円)の損害賠償をすることも確定した。
このパク・ユチョンのほかにも、9月にはボーイズグループiKONのメンバーだったB.Iが警察の取り調べで大麻使用を認め、11月にはボーイズグループMOSNSTA X出身のウォノが大麻喫煙疑惑に包まれた。
韓国でも芸能人の薬物問題がいつになく多い1年だった。
また、本欄でも紹介した『PRODUCE』シリーズの投票操作疑惑も世間を騒がせた。
シリーズの演出を務めたアン・ジュニョンPDが全シリーズの不正事実を認め、番組に関わった人々を愕然とさせた。番組が輩出したグループをめぐって投票操作の被害者探しが加熱したり、活動中のIZ*ONEとX1が活動中止を余儀なくされたりするなど、さまざまな悪影響が生じている。
ただ、最も衝撃だったのは元f(x)のソルリ、元KARAク・ハラといった女性アイドルたちの突然の訃報だ。その輝く姿を二度と見られないのは悲しい。
彼女たちが生前に苦しめられた悪質コメントやリベンジポルノなどの問題が浮き彫りになり、韓国社会全体が事態の深刻さを真剣に考えることになった。
今や世界でも注目を集める韓国芸能界。来年こそ、明るい話題をたくさん振りまいてくれれば良いのだが…。
(文=慎 武宏)