突然この世を去ったイ・ソンギュンさんの通話録音を報道…韓国女性アナが“公共放送”を痛烈批判

2023年12月30日 話題

韓国女性アナウンサーが、俳優イ・ソンギュンさんと遊興施設の女性室長の通話録音を報じた公共放送KBSを批判した。

【写真】イ・ソンギュンさん、突然この世を去る

12月27日、アナウンサーのイ・ソンヨンは自身のSNSに「故イ・ソンギュン氏の死に関して、故人がどんな気持ちだったのかを知る術はないが、私はKBSの単独報道を指摘したい」と長文の文を掲載した。

彼女は「遊興業者室長というA氏との通話で交わされた隠密な対話、故人の行動を個別に非難することはできる」としつつも、「だが、その報道が、ある人間の人生を難しくすること以外に、どんな価値があったのか分からない」と批判。そして「レポートという名目で使われたその刀は、故イ・ソンギュン氏だけに向けられたものではなく、善良な被害者である彼の妻と子供たちにも刺し傷を起こしただろうし、デジタル時代に永久的に剥製され、永遠に治ることを難しくするだろう」と指摘した。

イ・ソンヨン
(写真=MBC)イ・ソンヨンアナウンサー

続いてイ・ソンギュンさんを追慕し、「故人の選択は悪かった。残された家族はどうするか心配だ。どうか、周りの人たちがよく守ってくれることを願うだけだ。彼の演技が好きだったのに。冥福を祈る」と伝えた。

先立ってKBSは11月24日、イ・ソンギュンさんと、彼の麻薬投薬を主張した遊興店室長A氏の録音を単独で報じた。この録音記録には、イ・ソンギュンさんがA氏に「私もあなたが大好き。知ってる?」などと話す音声が含まれていた。

するとA氏は「知らない。表現しないから」と答え、以降もKBSは2人が麻薬を使用したと推測される内容の録音を継続的に報道していた。

なお、イ・ソンギュンさんは27日午前、ソウル某所に駐車された車内で亡くなった状態で発見された。

麻薬投薬の疑いで2カ月間、警察の捜査を受けてきたイ・ソンギュンさんは、前日まで弁護人を通じて悔しさを訴えていたが、残念ながら結果を確認できずこの世を去ることとなってしまった。

◇イ・ソンギュンさん プロフィール

1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳でこの世を去った。

【相談窓口】

一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)

TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで

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