デリケートな問題に言及して賛否両論を巻き起こした韓国スターの対応が話題だ。
数々の作品に出演してきたベテラン俳優や、今をときめく人気女優が話題の中心に立った。
まずは『オールイン 運命の愛』(03)、『ホテリアー』(05)など、多くの作品に出演してきた俳優ホ・ジュノ。彼は2005年にミュージカル『ギャンブラー』のために来日し、ある記者から独島(竹島の韓国の呼称)問題に関する質問を受けた際の行動が注目を集めた。
当時、ホ・ジュノは質問した記者に近づいて取材用のペンを奪い、「気分はどうですか?」と逆質問したのだ。当時、日本では『オールイン』などで韓流ブームが巻き起こっていたため、大きな話題となった。
そんなホ・ジュノは今年9月、映画『チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密』(原題)のインタビューで、当時の行動について説明した。
「当時、ドラマ『オールイン』がとても人気があった」とし、「日本では一度のインタビューで20~30人が前に座る。10分単位で移ることもある。当時、ペ・ヨンジュン俳優が困っていた。韓国食堂を開いてオープンするタイミングで、独島の話を聞かれた」と話した。
続けて「製作会社に独島の話は絶対しないよう明確に話した。しないことにしたのに、(質門を)されたよ。雰囲気が冷たくなったので、“気分はどうですか?”と言った」と振り返った。困った状況でも、独島問題を避けずに対処したホ・ジュノの行動は、10年が過ぎた今も韓国では有名だ。
そして最近では、人気女優のハン・ソヒの発言が問題視された。
彼女は12月24日、自身のインスタグラムに『京城クリーチャー』に登場する独立軍、実験で犠牲になった朝鮮人のスチールカット、自ら撮ったアン・ジュングン義士の写真などを投稿した。「京城(キョンソン)のロマンではなく、日本による植民地時代のクリーチャーではなく、人間を手段化した実験のなかに生まれた怪物と対抗する、きらびやかで暗かったその時、その時代の人々の話、お互いがお互いを愛で抱いてこそしっかりすることができたその春」という文を載せた。
ハン・ソヒが出演した『京城クリーチャー』は、1945年春を背景に、日本軍の欲望によって誕生した“怪物”と戦うという物語で、12月22日にパート1が公開された。24日の投稿は、自身が出演したドラマの感想や、撮影過程で感じた点を明らかにしたものと見られる。
だが、このようなハン・ソヒの投稿に、一部の日本ファンは「ファンだったのに日本人の心情を考慮せずに写真を載せるとは」「反日と見られても仕方がない。残念」などの反応を示した。
なかでも、あるファンが「(『京城クリーチャー』は)見たいが、日本人としては少し勇気が必要だ。正直、このコメントはファンとしては悲しくなった」とコメントすると、ハン・ソヒは「悲しいが事実だ。それでも勇気を出してくれてありがとう」と答えた。
(記事提供=OSEN)
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