韓国の女性歌手が平壌公演の感想を伝えた。
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12月14日、歌手ペク・ジヨンのYouTubeチャンネル「ペク・ジヨン BeakZ Young」では、「少し敏感なキム・ジョンウン裏話(訪北、盗聴)」という映像が公開された。
ペク・ジヨンは2018年4月、南北平和協力祈願公演で北朝鮮の首都・平壌を訪問したことがある人物だ。当時、『Like Being Hit by a Bullet(銃に撃たれたように)』『Don't forget me(忘れないで)』の2曲を歌った。
彼女は平壌での公演で歌った曲について、「(北朝鮮側が)決めてくれた。なぜその2曲なのかは分からない。その時、私が知る限りでは、北朝鮮情勢が粛清されたりしたというニュースを見たあとだったので、『Like Being Hit by a Bullet』を歌えと言われたので、気分が少しおかしいのだ。他の歌を歌ってはいけないかと聞いてみたが、あちら側がその歌が欲しかったということで歌うことになった」と明かした。
『私たちの願いは統一』で南北合同公演時は、「パートを分けるのに神経戦が少しあった。誰が一番前に出て歌い、人々にアピールできるサビは誰が担当するのかに対する神経戦だった。譲歩するような気がしながらも、“それでも一緒にやらないと。南でやってはいけませんよ”という神経戦があった」と話す。
団体写真を撮った瞬間も回想。「よりによって私の席が(金正恩、キム・ジョンウン)委員長のすぐ後ろだった。後ろにいる人たちが見えないかもしれないので、(北朝鮮のカメラマンに)座っていただくか姿勢を少し下げてほしいと言われた。すると突然、金正恩委員長が“私も最前列なのに、それでは私も下げろというのか”と言った。雰囲気がすごく寒くなった。我々は顔色を伺っているが、金正恩委員長は冗談だと笑った」と話した。
また「途中から楽になったので、私たちは平壌の写真を約1000枚も撮った。(だが)他のチームの北朝鮮随行員がカメラを持って行って完全に消した。バスで平壌市内を通って(街を)見ると、金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)親子の写真が大きく貼られていた。それが少しでも写っていたら全部消していたよ。他に消したものはない。神格化されているようだ」と明らかに。
そして「公演を作った関係者の方から聞いた話だが、(金正恩総書記が)私について4回ぐらいは聞いたという。“あの歌は人気があるのか”、“あの歌手は南で人気がある歌手なのか”、そんなことを聞いていたようだ」と述べた。
ほかにも平壌での注意事項についても明かしたペク・ジヨン。「できればホテル内では、金日成、金正恩、金正日の話や名前をしゃべるな。お互いに話す時も、敏感そうな話はホテルの部屋でもするな。テレビの音を大きくつけておきなさい。盗聴されているかもしれないからだ」と伝え、視聴者に衝撃を与えた。
盗聴に関するエピソードはこれだけでなく、「私が“この部屋はなぜこんなにタオルがないの?”と言ったあと、外出して帰ってきたらタオルが来ていた」とし、「また、指をさすことまで気をつけなければならなかった」と伝えた。
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