ボーイズグループFANTASY BOYSのマネジメントを担当しているPOCKETDOLスタジオの“提案”を、オーディション番組1位のユ・ジュンウォン側が受けなかったことがわかった。
12月11日、FANTASY BOYSの制作会社PHUNKYスタジオ(POCKETDOLスタジオの傘下レーベル)の関係者は、「POCKETDOLスタジオのキム・グァンス代表がユ・ジュンウォンに配慮し、東京コンサート前まで戻ってくることを提案した」とし、「その後、ユ・ジュンウォンの父母にメールを送ったが、残念ながら無対応だった」と明らかにした。
続けて「そのため復帰の意思がないと判断し、制作会社に損害を与えたことに対する法的対応を続けていく」と伝えた。
キム・グァンス代表は12月5日、「ユ・ジュンウォンが過ちを悔いて東京コンサート前に戻ってくるならば、メンバーたちと議論して一緒に行く」と明らかにした。
また「法的な問題はあるが、制作会社PHUNKYスタジオを説得してすべての訴訟を取り下げる。そちらで払わなければならない弁護士費用も負担する。訴訟期間が長くなれば、ユ・ジュンウォンの未来に良くない影響を及ぼしそうだ。今日の午後中に、ユ・ジュンウォン側に連絡する」と付け加えた。
電撃的な和解もあり得る提案だったが、ユ・ジュンウォン側はなんら反応を示さなかったという。
先立って去る8月、オーディション番組『少年ファンタジー』で最終1位に選ばれたユ・ジュンウォンは、FANTASY BOYSのセンターとしてデビューを控えていたが、デビュー前に無断離脱や収益分配の問題で揉めた。
そしてFANTASY BOYSに合流することなく、『少年ファンタジー』の制作会社PHUNKYスタジオを相手に専属契約効力停止仮処分申請を提起した。
これに対してPHUNKYスタジオも9月、ユ・ジュンウォンを相手に30億ウォン(約3億円)の損害賠償訴訟を提起した。
そんななかでFANTASY BOYSは、9月21日にミニアルバム『New Tomorrow』を発表して正式デビュー。予定されていた12人組ではなく、11人組でのデビューだった。
ソウル西部地裁・第21民事部は11月24日、ユ・ジュンウォンがPHUNKYスタジオを相手に提起した専属契約効力停止仮処分申請を棄却。そのためユ・ジュンウォンは訴訟費用の全部と、相手側の弁護士費用まで負担することになった。
するとキム・グァンス代表が「戻ってこい」と提案したわけだが、ユ・ジュンウォン側がその提案を拒否した格好だ。
今後は損害賠償請求訴訟が粛々と行われると見られる。
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