BTS・SUGAがアイデンティティを悩んだ過去について打ち明けた。
11月20日、YouTubeチャンネル「BANGTANTV」ではSUGAがMCを務める独自コンテンツ「シュチタ」の22回目のエピソードが公開。歌手兼女優のオム・ジョンファがゲスト出演し、SUGAとトークを繰り広げた。
オム・ジョンファは歌手としてはもちろん、女優としても挑戦・成功した話をしながらも「ただ女優として認められるのは難しかった。演技しかしない人たちの固有性と専門性を私が汚したと思われたかもしれないし、河原者として見られたのかもしれない」と吐露した。
その言葉を受け、SUGAも「すべて上手なのがむしろ凄いことではないかと思う。僕の場合、幼い頃からラップや作曲をしていたので、アイドルとラッパーの境界のようなものがあった」と打ち明けた。
そして「僕はラッパーでプロデューサーにもかかわらず、アイドルという理由でどちらからも認められなかった。アイドルの世界に来ると、当時はアイドルメンバーたちが務める各自のポジションがあったが、(BTSは)それがちょっと崩れたグループだった。ラッパーが3人、ボーカルが4人だったので“君たち、アイドルなの?”と見られる感じだった」と振り返った。
「その真ん中ですごく悩んでいた」というSUGA。彼は「だから僕はその時(オム・ジョンファ先輩を)非難した人々に誰が正しかったのか?と聞いてみたい。おそらく先輩の選択が正しかったはずだ。才能が多いだけで、本物と偽物、みたいなダサい言葉で定義するのはできない」と語った。
◇SUGA プロフィール
1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力をもって音楽プロデューサーとしても人気を集めている。
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