俳優イ・ソンギュンやBIGBANG・G-DRAGONの薬物疑惑が話題のお隣・韓国。それとともに大きな注目を集めている事件がある。
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元フェンシング韓国代表で、“美女剣士”と呼ばれたナム・ヒョニ(42)の再婚騒動だ。
ナム・ヒョニは10月23日、韓国の女性誌『女性朝鮮』のインタビューでチョン・チョンジョ氏と再婚すると明かした。2人は今年1月に初めて出会い、親交を深め、1年足らずで結婚を決心したという。
大きな注目を集めたのは、「財閥3世」「15歳年下」というチョン・チョンジョの経歴だった。ナム・ヒョニが1981年9月生まれのため、現在26、27歳となる。
インタビューでチョン・チョンジョは、財閥3世、アメリカ生まれ、そして長らくアメリカで過ごしていたと自身を紹介。若い頃は乗馬を専攻し、多くの大会で優勝するなど乗馬選手として活躍したが、深刻な怪我のため19歳で引退したとのことだ。その後は世界各地を飛び回りながら、アート・スポーツ教育事業、IT事業などを行っているという。有名なグローバルIT企業で役員を務めたこともあると語っていた。
しかし、このインタビューの公開直後、チョン・チョンジョの経歴や性別は嘘で、詐欺の前科持ちという疑惑が浮上。祝福ムードから一転、騒動の中心に立った。
続いて詐欺行為が明らかになると論難も激化。チョン・チョンジョとナム・ヒョニはSNS「悪意的であったり虚偽の内容を盛り込んだ掲示文などにより、嘘が流布される場合、強力に対応していく予定」と伝え、“夫婦”一丸となって悪意に対抗すると表明した。
だが、この団結は長続きしなかった。26日、ナム・ヒョニは結婚を発表した『女性朝鮮』に「私も騙された」と伝え、チョン・チョンジョをストーキング容疑で告発したことが分かった。
警察によると、チョン・チョンジョは26日未明、城南市中原区のナム・ヒョニの母親の家を訪れ、数回にわたってドアを叩き、呼び鈴を押したという。そして「知り合いだから家に入れてほしい」といって押し入ろうとしたが、危険を感じたナム・ヒョニの家族が112番(日本の110番に相当)に通報し、警察はチョン・チョンジョを現行犯逮捕。調査後に釈放されている。
このように、ナム・ヒョニとチョン・チョンジョは結婚発表から4日で破局を迎えた。だが、チョン・チョンジョを巡る議論は依然として続いている。
その後、情報提供を受けたソウル江西(カンソ)区議会のキム・ミンソク議員は26日、前日にチョン・チョンジョを詐欺および詐欺未遂の疑いで告発したと明らかにした。現在、チョン・チョンジョは投資金詐欺事件、結婚詐欺事件、デートアプリ詐欺事件、財閥3世詐欺事件、アメリカ投資詐欺事件、1人2役詐欺事件、そのほか詐欺事件など、あらゆる疑惑に包まれている状況だ。
チョン・チョンジョに対する疑惑と論難は、しばらくは収まりそうにない。現時点では沈黙を守っているが、自身を巡る多数の疑惑に対してどのように釈明するのか注目が集まる。
(記事提供=OSEN)
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
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