警察はCJ ENMの副社長兼Mnet部門代表の某シン氏の事務室を押収捜査しているという。シン氏はCJ ENMの音楽コンテンツを担当して『PRODUCE』シリーズの総括を行ったが、これに対する責任ある立場の発表はないままだ。
『PRODUCE』はシーズン1、2を経てCJ ENMの重要事業に成長した。単に男女のK-POPアイドルを誕生させるだけでなく、数百億ウォン(数十億円)以上の売り上げが保障された派生経済効果ももたらしている。
ここまで巨大な事業を、単に制作陣と芸能プロダクション間の癒着と請託で片付けることは難しい。すでに公開されているように、あらかじめ決定されていた練習生はどのような理由や基準で選ばれたのか、はっきり突き止めなければならない。
裁判に持ち込まれればこれ以上隠れようがないことは事実だが、一部ではむしろここからが本格的な「トカゲのしっぽ切り」という懸念の声も上がっている。
ある放送界の関係者は、「MnetとCJ ENMは最初こそ深刻さを見過ごし、警察に捜査を依頼する方向を示した。しかし、実際には自らが責任を取るべき事態だ。結局捏造が事実と判明し、これまでの対処はファンから大きな非難を浴びている」とし、現状をこう伝えた。
「議論の後もシン副社長の進退に変わった様子はない。常識的に、このような問題が生じた場合は捏造の有無や自身の関与はともかく、責任ある姿を見せるべきだ。しかし、そのようなことはまったくない」
CJ ENMとMnetは現在、さまざまな代案をめぐって真剣な対策のために苦心しているという。
補償案はもちろん、現行グループであるIZ*ONEとX1の今後に対してどのような結論が下されるのか、少なからぬ後遺症は避けられないだろう。彼らに関する決定が決定がなんらかの形で後に大きな嵐となることを、決して忘れてはならない。