1週間前に起きた騒動を見て、何も学ばなかったのだろうか。
韓国ドラマの撮影陣が度重なる迷惑行為やパワハラで、再び物議をかもしている。
韓国OTT「TVING」のオリジナルシリーズ『ピラミッド・ゲーム』(原題)側が、迷惑な撮影を行ったことについて謝罪した。ドラマ『ヒーローではありませんが』(原題、JTBC)の謝罪から、ちょうど1週間ぶりだ。
『ピラミッド・ゲーム』撮影陣の迷惑行為が明らかになったのは、9月18日のこと。とあるオンラインコミュニティに「本当にスクールゾーンですか?先週も通学路を塞いで撮影していて、それでも我慢したが、今日またこのようなことが起きた。これは違うんじゃないですか」という文章と現場写真が投稿された。
投稿者は「ドラマ撮影のために子供たちの登校途中に映像装備を載せておいて。朝、子供たちを登校させながら、とても腹が立つ。誰一人出てきて子供たちの安全指導もせず、歩道、自転車道路まですべて塞いで子供たちは車道を歩いている。子供たちが車道を歩いていると、車が渋滞する」と書いた。
続けて「撮影をあえて子供たちの登校時間にしなければならないのかと腹が立つ。子供たちの登校時間を避けてほしい。子供たちが歩道を歩けるようにしてほしい。子供たちの安全が先だ」と主張した。
これに対して『ピラミッド・ゲーム』側は「先週、撮影場所で歩行に不便を与えたことを確認した。制作過程でもう少し細心の注意を払えなかった点、心より謝罪申し上げる」とし、「今後より徹底した現場管理を通じて安全を強化し、不祥事が再発しないよう努力する」と頭を下げた。
わずか1週間ぶりに再び浮上した韓国ドラマ撮影陣による迷惑行為に、視聴者は怒りの声を上げた。
『ピラミッドゲーム』に先立ち、『ヒーローではありませんが』の迷惑行為が明らかになったが、2つの迷惑行為が1週間の間に起きたという点で、撮影チームへの指摘があふれている。
『ヒーローではありませんが』に先立っても、『イカゲーム2』『本当にお疲れ様でした』などのドラマが迷惑な撮影で市民に不便を与えて問題となった。
迷惑な撮影を強行し、非難や指摘が殺到したら謝罪する。ただ迷惑行為と謝罪が繰り返されているのが現状だ。「細心の注意と努力を傾ける」というが、他の撮影現場で同じような議論が起き続けている。
学習効果なしに続くドラマ撮影陣の迷惑行為で被害を受けるのは市民たちだ。市民は潜在的な視聴者という点で、迷惑行為はドラマにとっても良いことが何ひとつない。
未だにドラマの撮影を「特別なこと」と考え、パワハラや迷惑行為をためらわない制作陣には、さらに細心の管理と注意が必要だ。
(記事提供=OSEN)
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