“100億円損失” 韓国KBSが月火ドラマ枠休止へ…『緑豆伝』で有終の美飾る

2019年11月28日 話題 #韓国ドラマ

韓国KBSが11月25日に最終回を迎えたドラマ『朝鮮ロコ 緑豆伝』を最後に月火ドラマ枠を一時休止し、再整備に乗り出す。

今年の事業損失が1000億ウォン(約100億円)に及ぶKBSは、ドラマ市場の競争の中でハイクオリティ作品を制作するためこのような決定を下した。

よって月火ドラマ枠休止前の最後のドラマとなる『朝鮮ロコ 緑豆伝』の視聴率に視線が集まったが、結果は良好だった。

『朝鮮ロコ 緑豆伝』は、ミステリーな未亡人村に潜入した女装男子チョン・ノクドゥと、妓生の見習い女性トン・ドンジュが繰り広げる奇想天外なラブコメディー。

若手俳優チャン・ドンユンとキム・ソヒョン、カン・テオらメインキャストの熱演に後押しされ、第4話で8.3%の番組最高視聴率を記録してから6~7%の視聴率を維持した。

最も目立ったのは、女装男子をして未亡人村に入る主人公チョン・ノクドゥを演じたチャン・ドンユンの存在感だ。

“女装男子”から“二次元キャラ”まで…斬新なキャラクターで大成功した韓ドラ界の若手俳優たち

チャン・ドンユンは、女優キム・ソヒョン扮するトン・ドンジュとの甘酸っぱいラブストーリーと、王との切ない父子関係を上手く演じ上げ、物語に深みを与えている。

そして『太陽を抱く月』『仮面の王 イ・ソン』など時代劇での活躍が目覚ましいキム・ソヒョンは、以前と差別化された演技を披露し、視聴者を魅了した。

本作のCP(チーフプロデューサー)を務めたイ・ゴンジュン氏は「朝鮮時代バージョンのラブコメとは、KBSの新しいチャレンジだった。チャン・ドンユンだけでなく、キム・ソヒョン、カン・テオなど若手俳優が上手くやってくれたし、光海役のチョン・ジュノも全体的なバランスを取ってくれた」と評価している。

(写真提供=KBS2)

ただ、「後半の仁祖反正の話になるにつれ、コミカル要素が薄れて切ない恋愛模様になってしまったのは名残惜しい部分だ」振り返った。

『朝鮮ロコ 緑豆伝』を最後に、月火ドラマ枠が一時休止されることについて、イCPはこう言う。

「残念な気持ちはあるが、来年上半期にまた新しいドラマを披露する。今年は『どうしたのプンサンさん』『椿の花咲く頃』など数多くのKBSドラマがヒットしたので、ポジティブな部分が大きい」

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